来年度、大垣北高校の公演が落ちることになりました。
10年やったという「区切り」とのこと。もちろん他の高校でもあるように「ずっとやっているし、ほかのものも見せたい」「授業時間の確保が難しい」。様々な理由があげられました。でもいつも思うのです。修学旅行がいつも京都奈良だから、そろそろ京都奈良に行くのやめようかとはならない。だって生徒さんたちにとっては常に「初めての京都奈良」だからです。先生たちにとってはもう行き尽くした京都奈良だけど、それが故に「京都奈良をやめよう」とはならないはず。
「地球のステージ」にしても先生たちにしてみれば「もう何度も見ている」という意見に移って行きがちですが、生徒さんにしてみれば3年間で出逢う国は全て違い、それぞれのシリーズに、それぞれの発見があると思うのです。
しかも大垣北の場合はそのあとの座談会で、進学校故(ゆえ)の色んな悩みが語られて、ある意味「吐き出す」とても大切な機会だと思うのですが、それがなくなりました。
先日の二本松訓練所で、大垣北出身の大橋美咲さんが候補生として現れ、
「大垣北で3年間「地球のステージ」を見て世界を志し、今協力隊の候補生としてここにいます。」
といってくれたときは、本当にずっと続けられて良かったと思いました。しかも美咲さんは座談会にも3年間ずっと参加してくれていました。
心ある先生が配慮してくださったのか、「次は3年後」という事で3年後の予約は頂きましたが、桑山も歳をとります。事故に遭って生きているかもわかりません。
今、日本の学校がどんどん世知辛くなっているように思います。
授業時間の確保、文教予算の大幅削減、PTA活動の下火化。そんな流れの中で大垣北は超進学校にもかかわらず果敢にも色んな試みを続けてきた高校だと思います。
しかし、ついに「地球のステージ」も公演中止となり、母校のように思って来たのですがとても残念です。かなりヘコみました。
どうかこの「流れ」「風潮」が他の学校に飛んでいかないことを祈るばかりです。
桑山紀彦
残念ですね、新しい所の開拓トライやってみましょう。頑張ります。
3/11せっかく日曜だから行けると心待ちにしていた慰霊祭ですが、残念な事にインフルエンザにやられちまいました❗️鳩風船飛ばしたかったんです。昨年実母を見送ったので。これもご縁と横浜の空から祈ります。お天気になりますように‼️
20年間で蒔いた種がきっとどこかで芽をふく時が来ると信じて
あまり悲観的にならずに気張りましょう。