13歳で心理社会的ケアに参加したモハマッド。
「空爆を受けている街には色なんてない」といい、彩色を拒否したモハマッド。あれから9年が過ぎ、彼は22歳の大学4年生です。
そんなモハマッドはいま「心理社会的ケア」の活動のボランティアとして参加し、そのプロモーションビデオを制作しました。ほとんどが彼のシナリオ、監修、カメラ回し、編集です。
最初の男の子のシーンは心的外傷を受けた時に生ずる「記憶の錯倒(時系列の乱れ)」と「記憶と感情の解離(引き離れ)」を表現しています。
空爆の記憶が襲ってきて悪夢やフラッシュバックをも表現しています。
そこにFrontline(「地球のステージ」の現地名)のスタッフがやってきて彼と接触します。そしてやがて彼は同じような経験をした仲間たちと共に笑顔を取り戻していきます。
全て独学でカメラを学び、編集を覚え、必死に「本当のこと」を伝えようとしているモハマッド。
今回は「英語版」ですが、帰国したら「日本語版」を制作します。
22分と少し長いですがぜひご覧下さい。
その映像は→こちら
Mohammad Mansur監修のPsychosocial CareのPromotion Videoです。
桑山紀彦