今日はヨルダン川西岸事業、1年目の総合発表会でした。
カランディア難民キャンプの子どもたちの1年の総決算です。朝からオリジナルソングの練習が続きます。男子はなかなか音程が取れません。うちのスタッフ、ジャラールが作曲したアラビックな音階に乗せてはいるのですが、なかなかそのトーンの上下について来られず、平坦な歌歌いになっています。比べて女子はなかなかにいい感じで歌えています。
一つには練習不足があるとジャラールは見ています。どこまで真面目にやれるか・・・。まだまだ男子には課題が多いですね。
いよいよ本番になりました。
男子、歌い上げられました。本番に強いです。びっくりしました。
描画、粘土細工の展示も穏やかですが見やすく出来ています。奈美さん、マイ、ハッサンの努力が感じられました。
そして映画の上映。
7分の短いものではありますが、内容はこんな感じ。
なかなかまとまらないグループに手を焼くリーダー。みんな勝手に色んな事を言い放ちます。でもそこに天からの声が聞こえ、
「相手に優しい気持ちを持てばまとまれるよ。」
という助言を得て子どもたちが変化していく。そんな様子を描いていました。たった1年でこんなふうにカメラを回しマイクを当てて、よくぞ短い映画をつくったと思いました。
みんなやる気十分です。
もちろんまだまだ課題はありますが、とにかくこの1年間よく頑張りました。
日本大使館の一等書記官、松井様ご夫妻やPARCIC、CCPなどの日本のNGOからもお客様が来て下さり盛り上がりました。
明日はジャラゾーン難民キャンプでの総合発表会です。
桑山紀彦