今日は13年目の京都府宇治市立木幡(こはた)中学校のステージでした。
宇治市は現在宇治中学校、西小倉中学校、そしてこの木幡中学校が定期公演となっていますが、なぜこんなに続くのでしょうか。
一つには全ての学校に「地球のステージ」をもたらしてくださった中江淳子先生が、ご自身の異動後も呼びやすいようにと、その資金源の獲得を確立してくださっていることです。それは、新学期の際に「一人いくら」という形で数百円のお金を集め、資金源を確保していらっしゃることです。特に宇治中も木幡中も700人レベルの大きな学校なので、一人一人の負担が少なくなります。大きい学校だからできると言うこともできますが、なかなか素晴らしいシステムを構築していらっしゃいます。これも定期公演が単独で続く一つの理由です。
そしてもう一つは先生方が実に積極的に「地球のステージ」を、学校教育の中に位置づけてくださっていることです。多くの先生が終了後話しかけてくださいます。そして今の学校が抱えている課題のどんなところに「地球のステージ」が貢献しているかを切々と教えて下さいます。それがまた次の「地球のステージ」の質の向上につながり、同時に各学校にカスタマイズされていく原動力になっていきます。
今日、1年生の担任の先生がまず、
「なかなか落ち着かなかった、自分のクラスの女子生徒が「地球のステージ」をみて目覚め、それまでは英語が”2”だったのに、その後踏ん張って英語の実力を上げ、高校に進んだあとついに留学を果たしました。そんな劇的な出逢いを今日してほしいと思います。」
と語って下さったこと。
そして午後からは2年生の担任の先生が、
「指導困難だったある3年生の生徒。卒業証書も自分の手では受け取ることもなかったほど荒れていたのに、高校で一念発起して医学部に入学しました。「地球のステージ」の影響です。」
と教えて下さったこと。
10年を超えてコツコツとステージを続けさせて下さることで、こんな成果も話してもらえるようになりました。
それにしても宇治の中学校の先生方のなんと暖かく、そして絶えることのない熱意の強いこと。中江先生だけでなく、多くの先生が「地球のステージ」に大きな期待をしてくださっています。これからもその思いに、できるだけ応えるべく学校の課題にカスタマイズしていきたいと思います。
そして夕方仙台空港に飛んで、うちの名取事務所で会議を開きました。
丹野さんも合流してくれて、「閖上の記憶」の恒久的建設について最終的な煮詰めに入っていきました。
12月9日は丹野さんの誕生日。明日はついに丹野さんの家の地鎮祭です。
桑山紀彦
外山国際付属高といい、木幡中といい大きく目覚める生徒さんが育ち感激します。