今日は京都府、宇治市の西小倉中学校のステージでした。
盟友、中江淳子先生は本当に中学生に寄り添う先生。中学校3年間で何が学べるかを一生懸命考えて様々な出逢いのイベントを組んでいらっしゃいます。そのいわば「仕上げ」に近い位置に「地球のステージ」をおいて下さっています。
人権、命、平和…。大切なテーマだけれど、なかなか制約の大きい中学校の中では実体験を基にした「学び」は難しいものですが、中江先生は積極的に生徒さんを外へいざない「実体験」を重んじています。加えて中学校3年間に観る「映画」も本当に工夫にあふれていて、実体験学習を補完しています。
「地球のステージ」はそんな中江先生の気持ちをもとに、今日は「ありがとう」の意味、「なぜ学校で学ぶのか」「なぜ自殺してはならないか」をテーマに内容を組み直してみました。
直接的な訴えではなくても、こういった内容で西小倉中学校の3年生と関われることを誇りに思っています。
中江先生は宇治中学校→木幡中学校→西小倉中学校と異動されてきましたが、現在もその全ての学校で「地球のステージ」が続いているという驚異の先生です。それは一つに、「お金をどう捻出するか」のシステムをしっかり作って申し送ってきていることが、続いている一つの理由だと思います。ただ単に、「いいからやろう」だけでは続かないけれど、「こうやって資金を捻出するといいんです」という”技(わざ)”まで盛り込んで申し送りをされて、次の学校に移られてきました。
まさに、中学生大好きの中江先生。
幾多の困難を乗り越え、受け入れ、涙しながら日々を懸命に教師として生きていらっしゃいます。中江先生と出逢えたことは、本当に幸運。
これからも永い付き合いをしていきたいと思っています。
桑山紀彦