最近、クリニックのこと書いていないですね。
心療内科の診察室にて
先日新患数2000人を超えました。約1年でです。もちろん、内科・外科と心療内科の二科であることやインフルエンザワクチン接種だけの患者さんの数も入っていますから、なんとも評価しにくいところもありますが、こんなに来てもらえたことがただただ嬉しいです。
そして11月からほんの少し黒字になり、ようやく損益分岐点を超えました。
もちろん桑山の給与はあいかわらずゼロですが、それでもがんばった甲斐がありました。
そんな矢先、看護師があいつで突然辞め、惨憺たる日々。いいことがあれば、やはり悪いことがありますね。
だれか、クリニックで働いてくれる看護師さんいませんか~。本気で探しています。
それでも心療内科は爆発的に患者さんが増え、一人の方にかける時間が少なくなりつつあります。それが一番気がかり。夕方からは、ほとんどが十代の子どもたちばかりです。がんばって話を聞いていきたいと思っています。
来年もがんばります
桑山紀彦
お忙しい日々の業務をこなされ、いつも親身に患者の話を聞いてくださる先生に感謝でいっぱいです。お給料早く出せますように、経営状態よくなりますように。先生がお金の心配しないで、診察できるとよいですね。
医師はお金持ちというイメージを持たれがちですが、大変な状況で仕事され、先生のほうがストレス発散されたいでしょうに。
桑山先生の笑顔に迎え入れられる診察室は安心できる空間です。来年もよろしくお願いします。
このブログには関係ない話は投稿しないで下さい。
私を始め必死に生きたいと願っている人間には、悔しささえ覚えます。
こんにちは。私は奈良県立郡山高校に通う3年生です。
私は高校に入って進路を考えてみたときに、
「世界中を旅してみたいなぁ。それで、世界中のたくさんの人を助けられる仕事がしたいなぁ。」
とかなり漠然とした夢を持っていました。
そんな話を母にすると
「自分のことも満足にできないあなたが人を助けられるはずがない。」
と言われてしまい、確かに私はだらしがなくて、言葉遣いも悪く、自分でも欠点ばかりだと思っていたので、何も言うことができませんでした。
それでも、ボランティアなどで活躍されている方の本を読んでは憧れが強くなるばかりでした。
ちょうど半年ほど前、郡山高校に桑山さんがお越しになって、私たちに披露して下さった「地球のステージ」はそんな私にとって大きな衝撃でした。
たくさんのスライド写真と桑山さんの歌と体験談に私は釘付けになりました。
ソマリアの赤い海の写真や内戦地でのお話は身震いするほどに怖くて印象に残っていますが、それ以上に私は、自分の子供を心配するお母さんの写真やたくさんの子供たちの笑顔の写真が忘れられませんでした。
私みたいに両親が健在で平和な日本に暮らしている私が想像するものとは比べものにならないくらいの心の傷や辛い経験があるのだろうけど、それでも当たり前にお母さんは子供を大切に思うし、子供たちは笑って生きているんだと、そんな当たり前のことに気づけました。戦争の中で、私たちと同じ人間が生きているんだと思いました。
今私はある大学の国際学部を目指しています。自分に何ができるのかはまだわからないけれど、何か自分にできることを探しに行きたいと思います。
本当にありがとうございました。
Mさん、とっても素敵なコメントありがとうございます。
郡山高校のステージは本当に忘れられません。あんなまっすぐな高校生がいるなんて!みんなが、自分なりの夢を叶えて、「納得できる人生」になることを願わずにはいられません。
そんな同じ奈良県内の15歳の方からのメールが来ていたので紹介させてください。ご本人の掲載の許可を得ましたので・・・。
奈良の中学3年です。
先日はありがとうございました!
私は、今回が初めての「地球のステージ」でした。
私にとっては全てが衝撃的でした。
毎日、たくさんの子どもたちが風邪や病気で亡くなっているという事。
紛争の中で生活しなければならない人達がいるという事。
まだ12才なのに、家族を失い、仲間と共に強く生きている男の子がいるということ。
そして、私たちが可哀想だと思っていた人達が笑顔でいた事。
その笑顔がとても輝いていて、綺麗でした!
可哀想だというのは私たちの偏見にすぎなくて、世の中は、実際に確かめないとわからない事だらけだな、と思いました。
また、自分の存在の小ささ、自分が生活している場所の狭さを感じました。
世界はもっと大きくて、知らないことだらけなんだと思います。
今回桑山さんのお話を聴いて、少しでも国際協力できたらな、と思いました。
まずは、15才の私にもできる、身近なことから始めようと思います!!
読みにくくなってしまってごめんなさい。
またお話を聴きたいです!
衝撃と共にたくさんの感動をありがとうございました!!
子どもたちの心に、幸あれ!
桑山紀彦
ステージと診療の両方を見事にこなしているあなたには感心いたします。気力が支える体力というところでしょうか。
看護師さんがお辞めになってというくだりには心を痛めております。近くにいれば何かしら手助けできるのでしょうが、本当に申し訳ありません。遠く飛騨の地から祈るだけです。
また、明後日は東チモール行きですね。どうぞ健康にご留意され、有意義な行程をお過ごしになられるようお祈り申しあげます。