海老名伝説

神奈川県海老名市には伝説があります。
 それは「どこで”地球のステージ”をやっても、小中学生がとてもよく聴く」というものです。
 今日は市内の二つの小学校でステージでした。年内あと2校やって今年も4校。そして残り4校で市内すべての小中学校を「ステージの1番」が回ります。これは3年前に市長様が英断されたプロジェクトが着実に実行されているものです。
 「我が町の子どもたちすべてにこのステージを見せたい」
 という市長の願いを市役所が具体化して3年目。こういった動きは全国でも海老名市と山口県周南市、そして宮城県仙台市の泉区の3カ所だけです。行政が主導して、地球のステージを順番に地域の学校に見せていく。なんと嬉しいことでしょうか。背筋が伸びます。
 現在、海老名市はどんどん開発が進んでいます。JR、小田急、相鉄が乗り入れており、交通の便がいいこと。後ろに相模山系、大山などを抱き、自然が身近にあることが幸いして急激に人口が増えています。だから小中学校ともに急激に児童数が増えていて不安定要素があります。ともすれば子どもたちが落ち着かなくなる地域もある。
 しかし海老名はどこでやっても子どもたちが素直、我慢強い。
 今日の午前の中新田小学校も見事でした。まず挨拶がすごい。廊下を歩いているとほぼ全員がこっちに挨拶してくるので、まるで鳩のように頭をペコペコしてめまいがするほどでした。
 途中1,2年生はちょうど45分の頃にたくさんトイレに立ちましたが、あれは授業のクセがついているんでしょうね。見事な体内時計でした。でも戻ってきてちゃんと聴きます。そしてステージが終わったあと、6年生の先生が子どもたちを体育館に残し、振り返りを始められました。
海老名2010年
体育館に残った6年生
 いいですね。6年生はどんどん感想を述べていきます。こんなに素直でまっすぐな感想があるでしょうか。みんなちゃんと、ステージが伝えたかったことを心に刻んでくれていました。
 「困難があっても、みんなあきらめないで前向き。笑顔もすごくてびっくりした」
 総じて、フィリピンでこのことに気づいてくれた子どもたちに感謝です。
 こんなふうに自主的に振り返りを、その場、体育館でされる先生の姿勢も嬉しいですよね。
 こうして今年も海老名の定期公演が始まりました。
 年に4校ずつ回らせて頂いていますが、今年も市役所主催で総合公演も行われます。今年は2公演に増えて、まずは1番、そして今年は5番の公演ですね。以下が日程です。良かったらおいで下さい。
12月12日(日) 13:30 地球のステージ 1番
         16:30 地球のステージ 5番
場所は海老名市文化会館です。
是非おいで下さい。
お申し込みは海老名市市民協働課
電話:046-235-4794 FAX:046-231-2670
まで。
メールはs-kyoudou@city.ebina.kanagawa.jp
全席自由、入場無料。定員300名。
申し込みは11月26日(金)までにお願いします、とのことです。
桑山紀彦

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