シャーロット公演

ついにアメリカ、3回目の公演が終わりました。
 場所は同じくノースカロライナ州の大きな町、シャーロットの教会です。
シャーロット公演
シャーロット公演
 日曜日&最高の天気にも関わらず、多くの人々が集まってくださいました。
 公演は工夫をして、いろんな篇を組み立ててみました。終わってみると、このアメリカに暮らす日本の子どもたちがたくさん興味を持ってくれたことがうれしかったですね。
 中でもりょう君は小学校3年生なのに、とにかくマサイ族が気になってしょうがありません。
りょう君
りょう君です
 「何を食べているの?」「どんなふうに寝ているの?」「ライオンとかは襲ってこないの?」「お風呂はどうしているの?」
 質問が止まりません。
 そして、パキスタンのお話に移り、
 「あのギプスをまいてテントに入れない女の子、夜はどれくらい恐かったンかなあ。動物とかが襲ってこなかったかなあ」
 と心配顔です。
 でも、すぐにギプスを外して歩けるようになったことをもう一度説明すると、ほっとしたようでした。
 「アメリカの暮らしはどう?」
 「うん、大変」
 「なにが?」
 「英語がなかなか話せないんだ・・・」
 「そっか、辛い?」
 「大丈夫だよ、僕よりもっと辛い思いしている子どもたちが、笑っていたもん。全然大丈夫だよ」
 親御さんの転勤でアメリカにやってきた子どもたち。
 わくわくドキドキだけの世界ではありません。彼らもまた、この異文化に溶け込むのは大変です。
 でも、この「地球のステージ」を見て少なくともりょう君は、
 「もう一回頑張ってみよう!」
 と思ってくれました。
 やってよかった!
 そんなりょう君からさっそくステージにメールが・・・。
今日は、忙しい中、シャーロットに来てくれて、ありがとうございました。すごく色々な人たちが色々な生活をしているのだなと思いました。また世界中の子供が色々な思いをしているのだなということも分かりました。これからも身体に気をつけて頑張ってください。また、シャーロットに来て、また色々なことを教えて下さい。もし、僕が日本に帰った時、横浜でまた地球のステージをやったら見に行きたいです。りょう より
 さて、そんなアメリカ公演はまず親友の秋山さんとの約束を果たそう、ということで始まったものです。
秋山さん
秋山さん。マイクを持たせるといきなりのプロ。山形放送の看板アナウンサーでしたから
 その秋山さんが務める会社の社長さんはゴティ・英子さんです。英子さんは20年前山形放送のアナウンサーさんでした。
英子さんたち
向かって右が英子さん、左は秋山さんの奥様、真理さん
 でもひょんなことから日本を飛び出し、このアメリカに根を下ろし、事業を成功させ、大きな会社を持つ社長さんになったのです。
 その英子さんは、「困った時はお互い様」と言いうことで、Southern Bridge InternationalというNPO法人をこのラーレイにつくり、日本人の支えになってきました。
 その法人が主体となって、今回のステージを呼んでくれたのです。
 英子さんが言いました。
 「アメリカに暮らすのは大変だけど、夢も、希望も持とうと思えば持てます。でも、せっかく日本から来たもの同士だから知り合いになり、情報交換して、支え合えればどんなにいいでしょうか。
 そんな日々の支援活動の中に、今後も”地球のステージ”公演をいれていきたいなあ。
 まずは、全米各州にある日本人の子どもたちのための補修校でステージやるぞ!
 これからは「地球のステージ・アメリカ事務所」として頑張るからね~」
 さすが起業家です。このタフさと、まっすぐさがアメリカでここまでやれている証しなのだと思いました。
 まずは出逢えてよかった。
 本当に、よかった!
 さっそくステージのHPに感想が寄せられています。匿名で、申し訳ありませんがぜひ皆さまに読んでいただきたく、掲載させていただきました。
桑山さん、アメリカ初ステージ本当にお疲れ様でした。感動の掛け橋をありがとうございます。厳しい状況におかれながらも誇りをもって生きて行こうとる人々、そして、支えあう仲間の大切さ、人は一人では生きられないが、気持ちさえあれば、いろいろな形でいつでも支えあうことが
できることを改めて桑山さんのお陰で感じました。子供の頃に読んだ、サンテグジュペリの星の王子様の1節に「本当に大事なものは目に見えないものさ」というのがありますが、桑山さんのステージで、TVの映像ではなく、医師としての視点での世界の子供たちの心、いまなにが起こっているのかをなまなましく感じました。心で感じた気がします。時に絶妙のユーモアを交えて楽しく、笑いもあり、本当にこのような機会を頂戴し、大変光栄でした。子供がもう少し大きくなったらまた見せたいです。またノースカロライナに帰ってきてください。再会を楽しみにしております。
アメリカに暮らす日本のみなさん、ほんとうにありがとう
桑山紀彦

シャーロット公演」への2件のフィードバック

  1. お疲れ様でしたぁ~。
    ホントに地球のステージですね。
    でも温かい感じは日本とおんなじ。
    沢山の出会いがあっていいですね。
    そして沢山の感動を与えて・・・。
    地球のステージはすばらしい!!
    無事帰って来てくださぁ~い。

  2. 先日はシャーロットに来てくださってありがとうございました。本当に本当に伺ってよかったと思います。うちの子供たちは、もともとシャイでここへ来て、二年以上がたち、このシャイが直ればなんて思っていたけど、なかなかです。時には涙を流し、自分の思いが相手に伝えられなかったり、もちろん日本人の友達にもです。
    今回のこのステージをみて彼女たちは彼女たちなりに感じたものがあり、帰ってから、「もっと、色々な国に行って見たい。」とボソッと言ってました。言葉は必要だとは思うけど、それ以上のものが、心の中にあるのだなと思いました。
    主人の隣で見ていた私は、先に主人に泣かれてしまい、なんだか泣けなくなってしまい、うーーーと言う感じでした。
    どうぞこれからも、お体に気をつけて、たくさんの方に先生のお話を聞かせてあげてください。そして、子供たちにも色々と感じることの出来る、ステージを続けられることを心から応援したいと思います。

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *