ヨルダン経由でエジプト、カイロに入りました。
これほど、途中で経路を変更したのも珍しいですが、とにかくガザに近づくためにはなんでもしないといけません。
クルマ、運転手、通訳の手配、エジプトの携帯電話シムカードの購入、動作確認、現地との連絡チェック・・・。すべてが淡々と過ぎていきます。いつもの手順です。
妙に入れる気がしてきました。
だって今回はガザ地区、ラファに住むダルウイーッシュとその団体のアラビア語の招へい状があるのですから。
国境で調整作業をするNorwac(ノルウエー救援協議会)のメレタ看護師が言いました。
「いろんな人が苦労して書類を持って国境を通過しようとしているけど、そんな書類を持って入ろうとするのは初めてだね。みんな自分の国の大使館の書類とかを持ってくるんだよ。きっとその”ガザ地区からの決死のレター”が奇跡を呼ぶよ!」
どんな書類よりも意味があるダルウイーッシュからのレター。
「この者を医師として我々は受け入れたい。ひいては国境の通過を要請する」
堂々たるダルウイーッシュの気持ちに応えたい。
ダルウイーッシュからのレター
桑山紀彦
緊張の連続ですね。是非、慎重にお願いします。可能性を求めて突き進む意思の強さは愛の深さなのでしょうね。あきちゃんとのベストコンビで難局を乗り切ってください。地理的には遠いけれど、心の中にいつもお二人を感じています。
緊張の連続ですね。
お疲れの事と思います。
先生、あきさん、どうか気をつけて向かって下さい。
こちらも緊張して見守っております。
深呼吸をして。
想いが通じる事と安全を祈り、無事に帰国される事を信じて待っています。
くわやまさん。
あきちゃん。
さすがに九州も寒くなり、
この数日は小雪が舞っています。
難局に立ち向かわれているお二人や、現地の方々のことを思いながら、今私たちにできることはこれだと思い、北九州公演の準備を進めています。
今日は九州JICAの会場の下見に行ってきました。打ち合わせをしていて、急遽、来週の月曜から九州JICAロビーにて、告知を兼ねて「地球のステージのポスター展」をしていただけることになりました。昨年のタハニたちの海のパンフも展示します。
各地の応援団のポスターと共に北九州でお待ちしています。