親の思い

今日は朝からミャッセ・ミャーの小学校に集まり、今回支援している子どもたちの親御さんたちと会いました。

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 毎日農業で忙しいので、無理しないで下さいとお伝えしたのに、なんと全ての子どもたちのご家族が来てくれました。

「この支援のお金で安心して子どもたちを学校に通わせていられます。」

 と言葉をかけられ、

「こちらも子どもたちや村から学ぶことがたくさんあるのです。」

 と返事をしました。

 そして誰からともなく、自分の家で採れたジャガイモ、ニンニク、豆をプレゼントして下さいます。

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丁寧に丁寧に合掌していただきましたが、それを横で見ていた明ちゃんは、

「何だか誠実な農民から取り立てをしている悪代官のようだ~」

 としきりに言います。そんなことはないですよね~。

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 そして親御さんから語られる子どもたちのいろんな様子。

「うちの子は、背がどんどん伸びていつの間にか村一番の高さになっちゃったけど、その割に勉強が伸びていないんで、背は伸びても成績伸びないって、本人とっても気にしているんですよ~。」

 とか、

「うちの子は、ああ見えて意外に人見知りでね~。なかなか友だちが増えないんですよ~。」

 とか…。

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 どこの国でも親は子どものことでいろいろと悩みます。

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 それでも全ての子どもたちについて親御さんがコメントしてのが、

「ほんとうによく手伝う」

「一人で何でもできる」

「言わなくてもちゃんと勉強する」

 ということでした。

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 村の子どもたちは自立がとても早いように思います。だからこそ応援しがいがあるんですね。支えることで自ずと自分の力を発揮して伸びていく子どもたち。改めて里親になって下さった皆さん、楽しみが増えると思います。今回はみんなが一生懸命書いた手書きのコメントカードの原版を里親の皆さんにお送りします。

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 「地球のステージ」は教育支援活動という分野は初めてですが、非常に細かく丁寧に関われていると思います。自画自賛で申し訳ないのですが、小さな活動だけれど、一人一人の名前と顔、そして生き様を感じることができている活動になったと思っています。

 

 さて、子どもたちとのお話し合いの中で、「今の村において問題点を挙げてみよう」というものを展開しました。その中で出てきたものの一つに「水問題」があります。実は半年前に水野供給システムが壊れて村に水が来ていないのです。

 そこでさっそく大好きな村長さんと話し合い、まずは調査から始めました。そこで驚きの事実が!

 続きはまた明日~!

 

桑山紀彦

 

 

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