十勝の元気

今日も朝から帯広を中心とした撮影でした。

 

 十勝平野 日高山脈を望む

 

 JICA帯広国際センターの代表、遠藤さんはもう10年も前に広尾の「地球ひろば」でステージを見て頂いて以来の再会でした。朝から晴天で放射冷却現象による冷え込みは気持ちいいほどですが、ドローンにとってはなかなか厳しい環境。零下20度を下回るとバッテリーがうまく機能しなくなるとは聞いていましたが、飛ばす前にホッカイロで暖めて飛ばすとなんとか飛んでくれます。しかし、このMAVIC Proは「スポーツモード」といって60km/hを越えて70km/hまで出すことができるのですが、それをすると機体が極端に冷えて、今日も上空でバッテリー・エラーが出ました。それでも美しい十勝平野の空撮ができて、改めて十勝、帯広の魅力を知ることとなりました。

 

青空.jpg

 

 加えて遠藤さんに連れて行ってもらえた尾藤農産の尾藤社長のお話は本当に感動でした。尾藤さんはJICAの草の根技術協力でモンゴルの土壌改良の国際協力を手がけています。

「ないない、って思っていたらつまらないけど、あるあるって思ったらこんな素晴らしい環境はない。私たちは様々な試みをすることで農業を続けるモチベーションを維持していっているのです。」

 ちょうど尾藤さんの長男さんが通りかかったのですが、思わずインタビュー。

「僕は、ここで仕事ができて幸せです。でも、親父と同じことをやっていたらいつかは行き詰まる。だからここを舞台に、自分にしかできないことも探していきたいです。」

 立派な協働従事者でした。

 

尾藤さん(左)とJICA帯広代表 遠藤さん(右)

 

 十勝は元気です。その元気さをJICAが支えている。JICAは決して海外に向けての国際協力だけではなく、こうしてニッポンを元気にする活動もやっているのです。3月4日、札幌での初公演に向けて帯広の映像を入れる作業に入りました。

 請うご期待!

 

桑山紀彦

 

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *