昨日イスラエルのベングリオン空港に降り立った際、
「君は2ヶ月前にも来ているけれど、前回5月は何しに来たの?」
と問われ、そこは正直に、
「ガザに入って心のケアやってました」
というと、いつものように別室送りになりました。
けれど通常1,2時間待たされるはずが、ものの10分で尋問もなく通過となり、急ぎターンテーブルに行ってみると預けた3つのカバンのうち、音声さんが使う「ブーム・ポール」が3本入ったキャリーバックが紛失していました(ロスバゲ)。
Lost & Foundに行ってみたけれど、
「ついているはずだなあ。誰可が間違えてもってっちゃったんじゃないの?」
と言われ、一応登録だけはしてもらいましたが、音声さんのブームポールが3本なくなりました。
明日からの撮影、どうすると良いんだろう…。
しかし、エルサレム事務所の西郷さんと今朝、ホームセンターに行ったら手頃そうなデッキブラシの「柄」の部分だけが売っているじゃないですか。1本300円。さっそく3本買って改造してみました。
先のプラスチックの部分をナイフで削って直径を縮めたところに、マイクのホルダーのネジ金具を合わせてねじ込んでみると見事にはまり込んでくれて、固定できました。
なんと、デッキブラシの柄でマイクのブームポールが完成しました!
ちょっと短い感じはあるけれど、子どもたちが使うにはいいぐらいの長さだし、軽くて丈夫。う~ン、我ながらいい出来です。
思わず昔懐かしい世良公則の真似をしてしまいました。
ここで暮らす人々の気持ちに近づきたくて、またやってきましたが、今回は短いドキュメンタリー調の映画の制作です。
このお手製ブームポールで頑張ろう!
桑山紀彦
たびなれていますねえー。
微動だにしない対応に感心しきりです。