今日はイスラエル入国から1晩あけて、すがすがしいエルサレムの街を抜けてヨルダン川西岸、ベツレヘムのすぐ近くのYMCAを訪れました。
来年度から現在のガザ地区に加えてヨルダン川西岸でも「心理社会的ケア」を展開しようとしている「地球のステージ」。その案件調査のためです。
お会いしたナーデルさんは柔和なほほえみの向こうに、厳しい現実を語りました。
「西岸では日常のように衝突が絶えません。この5年間で12歳から15歳までの子どもたちで逮捕拘留された数は1200人を超えています。
この占領という現実に立ち向かおうとした結果の逮捕拘留ですが、子どもたちのこころは深く傷ついています。
そして彼らは帰ってきたときに心の傷と共に、偏ったヒロイズムに心を占領されてしまっている。”自分はヒーローになった”と。
それでは何も生み出さない。だから私たちはそんな心の傷と葛藤をなんとかしたいのです。」
私たちがガザで培ってきたこの3年間の活動を基礎に、この西岸で何ができるのか、検討していきたいと思います。
さて、今からガザに入ります。
明日は映画「ふしぎな石~ガザの空」の上映会。盛況を祈っててください!。
桑山紀彦
ちょうど私と同じ年代の子供たちの話なので、国は遠いとはいえ全く関係ないとは言えません。
もう少し子供たちのことも考えてほしいものです。
桑山さん!頑張ってください(^-^)/
心に傷の原因や動機は様々ありますが、穢れない子供の心は同じ。
心のケア活動は絶対に子供の心に浸透する力があります。
時間がかかるでしょうが子供御笑顔を取り戻して下さい。