今日は午前中から南阿蘇中学校避難所に診療所を開設しました。
名付けて「こころの相談室」。入り口の一角に設置しましたが、手伝ってくれたのは南阿蘇の若者たちでした。
向かって右から、熊本工業高校野球部の渡辺君、公務員になるための専門学校に通う市原君、桑山、剣道部の鶴田君、そして大学生の寺元君。みんな南阿蘇中学校(旧長陽中学校)の仲間たち。避難所の運営に尽力してくれています。
避難所の重要な力としてこれからも盛り上げていってくれることともいます。
桑ちゃんが上手いこと被災された皆さんを巻き込んで「看板」を作ってくれています。こうしてゆっくりと避難所の皆さんに知ってもらうことを心がけながら運営に関わっています。
患者さんはゆっくりいらっしゃっています。
なくしたもの、そして後悔、未来への不安。皆さんこのカーテンの向こうで涙されながら語りを始めて下さっています。ひたすら聞くだけですが、思わず涙がこぼれてくる。
「なんで私がこんなことを経験しなければならないのか…。」
巻き戻せない時間を恨みながら、ゆっくりと語って下さっています。
あの日と同じように、膝に手を添え、寄り添いながら聞くようにしています。
今日は豪雨。山の崩落も警報として流れてきています。そして先ほどから停電。まだまだ大変な被災地です。
桑山紀彦
テレビで長崎から単身乗り込んで子供を抱えたお母さんに寄り添い
話を聞いてあげる看護師の活動ぶりを見ました。
一番大切な事~長期戦になるでしょうが効果を期待しています。