熊本支援1日目

ついに南阿蘇村に入りました。

 阪神淡路大震災の時のような「突然建物がガラガラ崩れた町が始まる」という感じではなく、村の西側に集中して崖崩れや倒壊家屋がありますが、村全体は静かなたたずまいでした。
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 それでもいたるところで、ガラガラと崖崩れなども起きています。
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 しかし、南阿蘇中学校の体育館避難所に入った瞬間、あの「津波の日」がよみがえりました。そう、まさに避難所がそこにできていました。この南中の避難所は村内最大で700人の人が生活しています。
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 さっそく統括の児玉みどりさんと話をして、医療チームに入ることを指示されました。そして役場の白水庁舎にいらっしゃる松本先生と会いました。
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 松本先生はご自宅が南阿蘇ですが勤める病院は熊本市内。本震の時自宅にいたため南阿蘇村内に孤立。そのままこの地域の医療チームのコーディネーターとなりました。

 松本先生からも心のケア、メンタルヘルスの必要性は語られ、ちょうどいいときに来た結果となりました。4時からのコーディネーションミーティングに出て、心療内科領域のケアモデルを提案。受け入れてもらえました。
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 それは、

1)全村の避難所で心のケアの問題が出たら、「地球のステージ」の現地スタッフに連絡してそのケアにあたる。

2)南阿蘇中学校の避難所を拠点とし、心のケアの基本は「予防」であるという考えに基づき、ヨガ、ダンス、描画などの活動を展開していく。

 というものです。

 さっそく、明日の11時からは心療内科の外来を実施。2時からは子どもたちのお絵かき教室を行うというプランで予定が決まっていきました。

 現状で言えることは、物資はもう既に足りているということ。ケアの段階は「心のケア」に映りつつあること。避難所の環境は劣悪でありその改善を早急に目指さなければならないということ。なんとか1日のの役割が終わり、これから小郡に戻ります。

 南阿蘇まで案内してくださった大分の音響さん、平山さんには感謝。ランドローバーのディフェンダーで登場した時はびっくりしましたが、感謝感謝でした。

 さて、こんな感じでこの村全体を覆う医療チームとして認知されたので、それをテコに頑張っていきたいと思います。

 では、また明日!

熊本支援1日目」への2件のフィードバック

  1. こんなに即効性のある被災地活動げ出来るドクターK
    ~被災地のスタッフはきっと安堵していることでしょう。

  2. 桑山先生お疲れ様です。流石に先生、行動が素早いですね。先生の後、23日(土)の夜から26日(火)朝まで繋ぎます。実践のできる臨床心理士と2人で入ります。福岡から入るのと、大分から入るのとどちらがいいですかね。入村の仕方を教えていただけると助かります。

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