南相馬の子どもたち

常磐道を南に下っていくと、今ではそのまま首都圏に入ります。急ぎ全線開通した常磐道には至るところに放射線量を示すディスプレイがあり、相変わらず高めの値が表示されています。
そんな中、今日は南相馬の原町第一中学校でした。
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このエリアはもちろんふつうに生活することに問題のない地域ですが、やはり子どもたちはいろんなストレスを抱えています。津波の被害、原発事故の影響、風評被害。
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でもそんな子どもたちを明るくしようということで、遠藤校長先生は昨年の石神中から転勤されてすぐにこの中学校でも呼んでくださいました。生徒さんたちは、「福島伝説」さながらに、しっかりと聴き、誠意と優しさの中でステージが終わっていきました。最後の質疑応答の時間でも4人の生徒さんがさっと手を挙げ、芯のある質問をしてきました。やはり苦労した子どもたちは、ちゃんと伸びている、それを実感する思いでした。
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まだまだ現在進行形の原発問題。国道6号線を通れば人のいなくなってしまった町に、今のそのまま残るトヨタのディーラーや牛丼の吉野家のお店。まるで夢を見ているかのようなゴーストタウンの光景に、この国の危うさを見る思いでした。
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これからも福島の浜通りの神様みたいな子どもたちに逢いに行きたいものです。そんな中でステージ3番の直前で全村避難となった葛尾中学校が来年以降、再び復活するというお話を聞きました。
何人戻ってくるかという問題はありますが、また葛尾中学校でステージを再開することが当面の「夢」になっています。
桑山紀彦

南相馬の子どもたち」への2件のフィードバック

  1. 人間が作って人間の力で制御できない物を、安全規則をちょっとだけ
    変えて急いでもとに戻そうとする~制御できない政権の方の怖さが不安です。

  2. 最後の写真は葛尾中ですね。
    土を運ぶ車両でしょうか、体育館のわきに止まっているあたりは、以前に私の車も止めました。
    ぜひ、中学校が再開し、ステージが開催できますように。

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