今日はめずらしい、東京都庁でのステージでした。
東京グローバルユースキャンプとは、東京都教育委員会と青年海外協力協会(JOCA)が企画して、都内公立高校の高校生100人を4期に分け、駒ヶ根訓と二本松の両JICA訓練所で1週間、宿泊研修を行うというとてもユニークな活動です。
今年で2年目を迎え、昨年に引き続き、その報告会で呼んでいただけました。
高校生が夢と希望を持ち世界を意識する、とても貴重なこのプログラムは、JICAやJOCAでないとできないとても貴重なものだと思います。
修学旅行もまたとても貴重な学びのきっかけであり学校現場の定番ですが、この国際協力の現場や先人たちに学ぶという機会もまるで修学旅行のような刺激ときっかけを高校生のみんなに与えていました。
トリのステージは1時間ですが、今回はこの10月に制作した新作「パラグアイ篇」を出し、加えて「ガザ映画制作篇」に続けていきました。高校生のみんなが具体的にイメージしやすいように。自分を重ねて感じられるような演目にしてみました。
いじめを受けて自殺する中学生が続いています。
岩手県矢巾町、宮城県仙台市、そして今回の名古屋市。
いじめる奴は絶対的に悪い。でも、死なないでほしいと思う。生きていればなんとかなるというそんな感覚もなく、狭い世界で生きている中学生には目の前のいじめが自分の可能性を全て奪っているように思えるのでしょう。でも、世界の人々のたくましさに触れてもらうことで、「生きていればなんとかなる」という思いを感じてもらえるようなきっかけ作りを「地球のステージ」を通してしていきたいと思う昨今、今日の元気な高校生には励まされました。
また来年、今度も別の演目で参加させていただければと思っています。
がんばれ!高校生!
桑山紀彦
悲惨なことに、最近はいとも簡単に自ら命を絶つ子供のニュースが多くなっており、
どうして周囲はそのサインに気付いてあげられなかったのだろうと残念に思います。
ステージでは命の大切さについてお話しをされたようですが、
奇しくも、私達の講演でも命の大切さが盛り込まれていました。
正に、生きていればなんとかなる、また、そこをバネにして違う考えも浮かぶかもしれない。
死んでしまったら、何もならないことに早く気付いて欲しいと思います。
国では治せない社会の歪がいじめの温床~いじめを防げれば自殺もなくなる~地球のステージにはそれを直せる力がある。