いや~、びっくりしました。
今日は青森県八戸市の大館中学校でした。今年で2年目、ステージ2です。
昨年も大館中学校のみんなには驚かされっぱなし。挨拶、返事、行動、身のこなし。全てに筋が通っており、こんなに元気ではきはきした中学生がいるのかとびっくりしましたが、今年も輪をかけて素晴らしかったです。
まるで静岡県の中学校に来たようでしたが、大館は本当に気持ちのいい中学校です。
そしてステージ終了後の質疑応答でまたびっくり。
どんどん発言する中学生が出てくるのもすごいですが、最も驚いたのは、中学生からの質問に答えたら、その桑山の答えに対して自分に照らし合わし、もう一回感想を述べて着席するところです。
つまりこんな感じ。
「桑山さんの、この活動の原動力はなんですか?」
「う~ん、人のため、とかではなく、自分の心の中に芽生えたある気持ち、それは”見て見ぬふりできない”とか、”自分に何が出来るだろうか”といった気持ちに対して正直であること。それがここまで頑張ってこられた原動力だと思います。」
「ありがとうございます。自分も心の中の声に耳を傾け、難しいけれどそれに正直に生きていきたいと思います。」
この最後のコメントがすごいのです。
で、片付けが終わったあとアポなしで3年1組~3組を訪問させていただきました。そして先生に問うてみました。
「今回の質疑応答にあった、”桑山のコメントのあとにもちゃんと自分の意見を述べて終わる”というのは、先生方の指導の方針なのですか?」
すると先生が、
「う~ん?先生、指導したかい?」
「いいえ~!」
そう、中学生は自らの意志でこのコメントをしてきたのです。常に「自ら考え行動する」を体現しているこの大館の中学生には驚愕を隠しきれませんでした。
素晴らしい中学生。
まさに日本の宝だと思いました。
来年もウルスラ高等学校や八戸北高等学校でのステージが既に入っているので、そこでまた逢えると嬉しく思いました。
また今年も、満ち足りた気持ちで八戸をあとにすることが出来ました。
大館中学校に栄光あれ!
桑山紀彦
青森県は教育委員会もさばけている県と聞いています。
こういう頼もしい若者がいると知るだけでうれしい気持ちに
なります。
「自ら考える」という動作が無くなりつつあるのではないかと思ってしまう昨今、小気味好い気持ちになります。
それにしても、どのような教育現場だとこのような生徒たちになるのでしょうか? 教師も生徒も気付いていないけれど、何かが・・・・有るのではと思います。
写真を拝見すると、しっかり顔を上げて姿勢をただし、とても礼儀正しい生徒たちと分かるような気がします。正に「大館中学校と生徒たちにも栄光あれ!」ですね。
なんとも頼もしい中学生たち。
大人でも、自らの考えを大勢のなかで言うというのは難しいこと。
先生方や親たちも、誠実に生きている証拠だと思います。
私たちも見習いたいと思いました。
P.S. 静岡の中学生を良く言ってくれてありがとうございました(*^.^*)