今日は久しぶりの1日2公演でした。
横浜の山内中学校は6年目、そして午後は鴨居東中学校。こちらは初めてでした。
どちらもとても落ち着いた、素晴らしい横浜の中学生でした。山内中学校ではみんなで平和の意味を考えることができたように思います。
「世界の平和は学校の平和から。」
まずは自分の学校を自らの気持ちで平和に導くことの大切さ。質疑応答の時間でとても深まったと思います。
質疑の様子をまとめると、クライマックスはこんなところでした。
「自分たち中学生が毎日の中で出来ることは?」
ー自分が「この人合わないな、苦手だな」と思う人に出逢った時、そういう人がクラスの中にいた時、その人を単純に嫌うのではなくて、どうしたら共存していけるかを模索してほしいと思う。
「でも実際にそういう人がいたら、桑山さんはどうするように心がけているのか」
ーまず、単純にその人の意見や主張に対して「嫌いだ」とか「むかつく」と思うのではなく、「なんで彼はそう言うのか」「どうして彼女はそういう態度なのか」という、その意見や主張の”裏側”を考えていける人になってほしい。
すると、「なるほど」と思えたり「なんだ、自分と同じだ」と思えるものがあったりする。
そうやって「共存」を模索していってほしい。
「よくわかりました。やってみたいと思います。」
結局お互いの正義が折り合わない時、嫌いと思ったり、いがみ合いが生じたり、いじめにつながったり、戦争になったりします。世界の紛争と、学校の中のいじめはその構図がとてもよく似ています。
だったら、学校やクラスの中で「正義が合わない人」と、正義のつばぜり合いをするのではなく、相手の正義の裏側にあるその「理由」を考えることで、きっと歩み寄りや共存が可能になるということです。
今日はそんなことが共に学べたなあと思いました。
鴨居東の校長先生は、よさこいソーランを踊る気鋭の女性教諭ですが、実に閖上との関わりを持っていらっしゃり、この10月11日、閖上小学校とのお別れ会でもチームで踊って下さるそうです。そんなつながりがとても嬉しいですね。
こうして横浜とのつながりも深くなり、今後もいい形でつながり合えればと思う1日でした。
明日は奈良県の小学校。1年生から6年生までのブロード・バンドです。
元気な関西の小学生に会えることを楽しみにして!
桑山紀彦
相手を理解しようとする心~大変なことですが大切なことです。