ついにアーベッドが来日しました。
空港に出迎えた明ちゃん、那美子さんは感極まるものがあったと思います。
東北学院中学、高等学校のステージを終えて、事務所で会ったアーベッドはラファで会うよりも少し小ぶりな感じがしました。ふしぎなものです。
そしてその足で大川小学校に向かいました。
小学校を目の前にして、アーベッドが言いました。
「これをきちんと残さないと、また人間は同じことを繰り返してしまう。ここを管理してきた人たちは、あまりの責任の重さが故に逃げ続けているのだと思うけれど、正義はたった一つ。しっかりと非を認めて、次の世代にこの教訓を活かしていかなければならない。」
なんと正論でしょうか。
いきなりやってきて、ほとんどことの顛末を説明していないにもかかわらず、この意見が出ると言うことは、大川小学校のことをしっかりと認識して非を認め、この学校を後世に残し次の命を救うために活用するべきということは「世界の常識である」ということだと思いました。
アーベッド自身も2009年の空爆で娘(18ヶ月)を亡くしています。僕はその場にいました。そんな哀しみを知る彼が、心を込めて大川小学校を感じてくれました。
そしてそのままご遺族の和隆さんのところへ。
今日はご自身の会社が広大なソーラーパネルで売電をする設備を整えたところでした。もともと大川中学校があったところですが、それが復興のシンボルとなっているところもまた偶然ではない、と思いました。
さて、明日からアーベッドは撮影、編集の研修です。
頑張っていい映画ワークショップができるようになっていってほしいと思ってます。
桑山紀彦
アーベッドさん、ようこそ日本へ。
日本に降り立った、最初の印象はどうでしたか?
私達は、最後の夏を楽しむため、5日(土)に諏訪湖新作花火大会に行ってきました。約19,000発の素晴らしい花火を観ながら、生かされていることに感謝、平和な日本に感謝し、涙が止まりませんでした。
ガザの子供たち、大人たちが、普通に花火を観られる環境が来ることを願っています。
日本で楽しんでください。