東京タワーがどーんと正面に見える位置に、その高校はあります。
都立三田高校は、今年で3年目になりました。
今年は特別に1年生の皆さんに1番、3年生の皆さんに3番を公演させてもらえて、本当にありがたいと思っています。
今日はそんな2回目のステージ、3年生の皆さん対象のステージ3番です。
今年度から従来のステージ4番は「3番」と呼ぶことになり、あの「自転車日本一周篇」が入っているのが現在の3番です。「ケニア温暖化篇」がある従来の3番は「6番」となりました。
あ~、もう面倒だ~。
ともあれ、いつものように素晴らしい三田高校の生徒さん。やはり、その聴く姿勢が立派ですね。その状況状況を瞬時に判断して、どう聴けばいいのかを身体と心で表現してくる。賢い人たちだと思いました。
いつものように交流会が開かれましたが、高校生らしいはつらつとした質問ばかりで感心しました。最後に、僕の方から質問させてもらいました。
「三田高校に来て、本当に良かったと思うところは?」
男子生徒さんが答えてくれました。
「中学校までのように、傷つけられることがないことです。」
すばらしいことだと思いました。
小さな身体的暴力がないことはもちろんのこと、LINEによる省り(はぶり)や、陰湿ないじめがなく日々が平和に過ぎていることが保証されているという意味です。
どんなに進学校でも、いや、進学校だからこそ、そういった陰湿ないじめや省りがあります。それが三田高校にはなく、安心していられるという事実。
そういった身近な「平和」は、一つの「点」です。でもその点が集まれば「面」となり、世界の平和に貢献できるはず。三田高校がこれからも平和の拠点として存在し続けられますように。
また来年、お声がけを頂きました。長い付き合いができるといいと思っています。
桑山紀彦
地球のステージが行く先々でいい学校が増えていくような感じがしてうれしいです。