とっても「岐阜」だった2日間

昨日はNPO法人「地球のステージ」の年次総会でした。

　私たちの年次総会は、全国を回ります。これは日本のNGO界の中ではかなり珍しいと思います。ほとんどが在京のNGOですが、首都圏の会議室を借りたりして総会を行っていらっしゃいますが、私たちは全国公演という機会があるので、こうして今回が岐阜チームの皆さんのお世話になって総会を行うことができました。

　特に笠松の河合さんご夫婦、福田恵さん、そして翠先生ご夫妻にはお世話になりました。綿密な計画とおもてなしの気持ちで、全国からいらっしゃった会員の皆さんは大満足。皆さん我らが岐阜を好きになって帰って行かれました。嬉しいですよね。岐阜県人だってなかなか見られない鵜飼を眺めたり、岐阜県人だってなかなか昇らない金華山は岐阜城に登り、降りてきたら河合さんは味噌田楽を用意してくださっているという、もう至れり尽くせりの豪華な会となりました。

　本当に岐阜でやって良かったと思っています。

　うちのお袋と兄も駆けつけてくれて、ありがたかったです。

　さて、今日はその流れの中で岐阜大学医学部生の皆さんが主催する「GIFMSA（ギフムサ）」のフォーラムでした。

　第一部は「地球のステージ～特別編」。子どもたちの心のケアに特化したバージョンに組み直しての公演でした。第二部は教育界、医学会、地域コミュニティーの専門家を招いてのシンポジウム。こんな大きな企画をやり遂げてしまう岐大生ってすごいな～と思います。

　特に日々の勉強だけでも忙しい医学部学生のみんながこういった対外的なフォーラムを開けるのは、やはりやる気と想像力なのでしょう。圧倒されました。

　久しぶりに「地球のステージ」をご覧になる会員のみなさまにも、とてもいい機会となったように思います。このGIFMSAの代表は医学部5年生の上谷君です。同じ飛騨の出身ですが、クールでスマート。でも心の中はとっても熱い者を持っている上谷君は、既に僕の中で「甥」、つまり親戚モードなんです。だから彼らがやりたいという事にはとにかく協力したい。それが今日またかなって、本当に嬉しかったです。

（上谷君～向かって前列左端）
 

　あと1年半、彼もまた医師になっていきます。心の優しい、相手の身になるために、心の中の「引き出し」をたくさん持ってほしいなあ、と思っています。

　岐阜県にどっぷりとひたった2日間でした。

　やっぱり故郷はいいなあ。

桑山紀彦

　追記

　全国の会員、支援者の皆さんへ。

　以前も少々書きましたが、「地球のステージ」のスタッフと桑山は、実にたくさんの機材と物品を持ち歩いて日々のステージをこなしております。そこで、旅先にて「おみやげ」を託されると、非常に苦しくなります。まず身動きが取れにくくなる。時には超過料金を取られたりすることもあり得ます。

　そこで、お気持ちは十分頂いておりますので、どうか旅先、公演先にて何か物を託すことはご遠慮ください。何とぞよろしくお願いいたします。