さて、今日は舞鶴のステージでした。
市内の3つの小学校、岡田小学校、由良川小学校が合同で午前中に1公演、明倫小学校で午後に1公演のダブルヘッドでした。
これらの小学校で公演が可能になったのはひとえに橋本希久子さんの力です。
希久子さんは、舞鶴市内でリサイクルブティック「ココア」というお店を経営している方ですが、毎年「地球のステージ」の公演を番号ごとに開いておられる一方で、「このステージ」を舞鶴の子どもたちに見せてあげたいということで、自らお金を出し、学校公演を開いていらっしゃる強者です。
学校側は音響委託費の数万円のみの負担で、交通費、公演料は全て希久子さんが持つ形式をとっていらっしゃいます。こういう地域の核となる人の存在が素晴らしいと思います。だって希久子さんがいなかったら、今日の舞鶴の小学生たちと逢うことはできなかったわけですから。
希久子さんの手法は入場料だけに頼るのではなく、企業協賛をたくさん集めてこられることでしょう。やはり舞鶴でお店をやっていることで人のつながりが強く、そこを強みにして企業協賛を集められます。
その企業協賛リストの一番上に載っているのが「おおえ乳腺クリニック」です。
院長の大江先生とは山形大学医学部時代の同級生。この舞鶴の近く、網野で生まれ今は舞鶴で開業している立派な乳腺専門医です。
乳がんは早期発見が大切です。検診を受けて少しでも疑わしい所見があれば早急に乳腺クリニックを受診することで、正確な診断と治療を受けることができます。この検診と乳腺専門医の存在で昨今の乳がんの生存率はとても上がってきています。
大江先生はそんな中、乳がんの治療後、5年生存を果たされた皆さんに「閖上あみーず」の虹色アクリルたわしをプレゼントしてくれています。まさに希望と勇気のしるし。災害と疾病で共に生き残った人同士の目に見えない交流がそこで生まれます。
大江先生は今日も優しい微笑みで、この医者の道から外れかけている同級生(桑山のことです)を迎えてくれました。久しぶりに1時間くらい話しましたが、やっぱり同級生はいいなあ。
明日はいよいよ舞鶴実行委員会のステージです。高校生や、看護学生さんも積極的に関わるこの実行委員会はいつも若い人のやる気に満ちています。もちろんその中心にいつまでも若い希久子さんがいます。
明日は映画「ふしぎな石」の上映会もあります。舞鶴では初めて。西日本でも数少ない上映の機会ですのでぜひおいで下さい。
日時:5月30日(土) 12時30分会場 13時:「地球のステージ5」開演
15時:映画「ふしぎな石」上映
場所:舞鶴市民会館 大ホール
お待ちしております!
桑山紀彦
山形大学にも良き理解者がおられるのを見て、何故かほっとしました。
希久子さんの実行力素晴らしいですね。