大阪の自主企画ステージ

今日は大阪の南部「河南(かなん)地球のステージ実行委員会」の自主企画ステージでした。
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 昨日の宮代町に続く自主企画ですが、自称「ふつうの大阪のおばちゃん」たちが集まって開いている実に画期的なステージです。

 なぜ画期的か、それはあえてステージを自主企画しなくてもふつうに生きていけるのに、あえてこのステージを自ら企画して呼んでしまおうという人たちの集まりだからです。そして加えてネットだめ、メールだめ、ましてやLINEやスカイプって何?という年代(60歳代~70歳代)の女性たちが中心になっているから、これまたすごいと思うのです。
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 これまで5回のステージを開いてきた皆さん。

「開催するのはいつがいいのだろう。みんなが来やすいのはいつだろう。」

 ということで、これまで9月、1月、7月、11月と試行錯誤されて、今回は5月の開催になりました。しかしいつやっても必ず何か街のイベントとぶつかる。集客に苦労されていらっしゃいます。

「そやから次は、一番寒い2月にやろうかと思って!」

 中心にいる竹永さんは明るく答えます。とにかく前向きです。

 しかしいつやっても、必ず何らかのイベントにはぶつかるわけだし、一番来てほしい小中高校生のみんなは土日の日中は忙しいのが常です。だから次回は「夜の開催もありか」と、ステージあとの交流会で話し合いになりました。
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「とにかくやってみるしかない。そして、ステージも6番まであって、今7番つくっているそうだから、これはもう乗りかかった船やから、とことん行くしかない。」

 さすが大阪のおばちゃんです。

「自分の人生において、後悔したくない」

 その想いがひしひし伝わってきます。

 だから、「地球のステージ」としても来年度以降、以下のことを鋭意検討していくことを約束しました。

・交通費を抑えるための努力をする。

 例えば今回の交通費も仙台往復で14万円近くかかっています。もっと安くする方法を考えないと、これでは公演料にほぼ等しいお金が必要となってしまっています。

・連続公演を行って、一つ一つの公演の交通費を抑える。

 例えば大阪に行ったら、3,4公演をつなげられるようにする。そうしたらその間の移動だけになり、交通費がぐっと下がります。

 そのためには今のクリニックの勤務態勢を見直さないと行けないのですが、それも視野に入れていく方針です。

 最後に竹永さんがおっしゃいました。

「桑山さんが一番大切にしているものは何?それを失わないのであれば、変革の時期なのではないでしょうか。」

 僕は答えました。

「僕が生涯を通して大切にしたいものは”地球のステージ”公演です。もちろん世界や被災地での支援活動と、日々の診療の経験、実績あってのステージ公演であることは間違いありませんが、生涯のライフワークはこの「地球のステージ」を日本の隅々の学校や地域で公演することです。」

 「それやったら、もう進むしかないわな。」

 妙に関西弁が心にすっと入ってきました。

 こうして今日も自主企画公演が一つ成功のうちに終わりました。

 入場者数という意味では厳しかったかも知れない。でも、人と人が出逢い、

「今年も逢えて良かった。また1年お互いに頑張ろう!」

 という気持ちを共有できるこの時間こそが大切。それはまさに「無償のもの」という絶大な価値観がそこにあるから。

「お金では換算できないものを、互いに共有し合いたい。」

 そんな想いが、今日も熱く通い合ったので、大成功だったと思います。

 竹永さん、実行委員会の皆さん。次回は2016年度の2月やから、2017年2月ですね。元気にお互い生きていきましょう!

桑山紀彦

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