今日は北九州、小倉にある「カトリック小倉教会」でのステージでした。
以前ここに山元神父様がいらっしゃった時、何度も呼んでいただきました。山元神父様が転任されても、ここの教会員でいらっしゃる宮﨑さんをはじめとする有志の皆様が、義援金を送り続けてくれています。
その総額はゆうに100万円を超えています。
遠い九州であっても気持ちは熱く、ずっと関わりが続いています。
宮﨑さんはオルガン奏者ですが、小学校の先生をされながらソプラノ歌手である綾部さんと共に「オルガンと祈りの夕べ」という会を開いてはお金を集め、それをいつも「地球のステージ」に送っていただいて、もう4年になります。
今日はそんな宮﨑さんのオルガン、綾部さんの歌を聴くことができて、本当に光栄でした。
そんな小倉教会に集う皆さんの気持ちに応えたくて、今日は丹野さんを伴っていきました。
九州の人は熱い。
丹野さんのお話を多くの人が涙ながらに、そして感動を胸に聞いておられました。
「伝え続けること」
それは次の命を守るために大切なのだと、丹野さんは力説しています。
「地球のステージ」震災版は今、「いのちのステージ」と名を変えて展開しつつあります。
是非、丹野さんとセットで、お呼びいただくこともまた、ご検討ください!
さて、NHKです。
克人さん(仮名)は本当に頑張りました。
スタジオにいた加藤先生は、阪神淡路大震災の時に、一時仕事を一緒にさせていただいた精神科医仲間ですが、コメントが整合性を持っていませんでした。
「高度な知識を持った専門家だからできている。みんながすぐにあれをやっていいというものではありません。」
NHKから頼まれてのコメントだったそうですが、「高度な知識を持っている」はずの精神科医は、みんなこういうケースが来たらお薬出して終わりなんです。克人さん(仮名)も、僕の前にかかった医師はほとんど話など聞かず、薬だけ出していました。
だからこそ、今、国民みんなが、
「あなたの話を聞かせて下さい!」
という雰囲気を創り出さなければならないのです。
「語ること」「それを聞いて受け止めてあげること」は高度な知識を持った専門家でなくとも、普通にできることです。
それを今、やらなければ多くの人が心の病気になってしまうのに。
これの担当ディレクターは、本当に素晴らしい理解をして取材をすすめてくれていましたが、残念ながらNHK本局の「不安症」諸氏に打ち勝てなかったようですね。
残念です。
今こそ皆さん、「あの日」をちゃんと語りましょう。
専門家などいらないのです。「愛と想像力」を持って臨めば、心は癒やされていくはずです。
桑山紀彦
「愛と想像力」。本当にそうですね。今日は遠路はるばる九州まで来ていただきありがとうございました。桑山さん、丹野さん、そして後藤さんと一緒にとてもいい時間を過ごすことができました。すべてが素晴らしく心に深く響きました。素直な心だけが人の心を打つことができます。邪念を振り払って純粋に在ること。地道ですが、それが世界を本来の姿に変えていくことができます。素晴らしいひと時をありがとうございました。また新たな気持ちで「震災の日」を迎えることができます。丹野さんの「今は次の震災に備えるとき」という言葉に心が震えました。先を見据えて今を生きる…大切なことに気づかせていただきました。ほんとうにありがとうございました。
祈りをありがとうございました。
もう誰にも悲しい想いをしてほしくはありません。
沢山の想いを本当にありがとうございました。
今日はたくさんの方々と一緒に祈り、お話をききました。
忘れないこと、そしてまた震災はやってくること。
心に刻みます。
ありがとうございました。
放映中に加藤氏のコメントが評論家的だったので、あれっ!!と思っていました。
ブログを見てあと、録画をじっくり見直したらやはり変でした。
専門家としての見識に基づく使命感ある発言ではありませんでした。
特に、震災から4年たって人も4年歳をとったのだからこういうことが起きて当然といった趣旨の発言には驚きです!
これが局側の要請であるにせよこれからこうすべき~といったためになる発言が欲しかったですね。
NHKは誰に向けた放送をしているのでしょうか?
私は、薬だけでは受け止めてはあげられないと強く思いました。
桑山さんの言われていた「愛と創造力」が大切だと思います。
相手の思いをしっかりと聞いて
自分の思いを伝えなければならないと思います。
ありがとうございました。
私も、昨日のNHKスペシャルを見ました。なんとなく加藤先生がいつもと違うな、と思いながら拝見していました。桑山先生が、克人(仮名)さんと一緒に避難場所であった学校へ行きそこで、話を伺う様子を見て「おお!、すごい」と思いました。その様子を受けて、“信頼関係を積み重ねた関係でないと”、“みんながすぐにあれをやってもいいというものではありません”の言葉になったものと思い、納得してしまった私でした。加藤先生ももっともっと話したかったことがあったのかも知れませんね。そして、 TVを見て、このブログを見て、桑山先生がおっしゃっている、専門家についてまた考えさせられましたし、「語ること」それを聞いて、受け止めることを実践していきたいと改めて強く思いました。目の前の方々に「聴いてほしい」と思ってもらえる人間でありたいと思います。
m(__)m