ダルウィーッシュが快方に向かっています。
現地、エルサレム事務所の那美子さんによると昨日目覚め、会話をし、多くの訪問者と共に笑顔を見せていたそうです。しかし本来の心臓の動きが100としたら現在は20。少しでも無理をすると、また心停止の可能性もあると、那美子さんは心配しています。
しかしいずれにしても、回復の兆しが見えてきていることに安堵しました。
全く人騒がせなダルウィーッシュだ、と言うには、もう少し時間が必要かも知れませんが、ひとまず危機は脱出したようでほっとしています。
そんな中、今日は静岡市での2公演でした。
朝早く9時30分から、静岡駅東口すぐ目の前の森下小学校。ここは、静岡市PTA連絡協議会第7ブロックの皆さんが定期公演で呼んでくださっている地区の小学校ですが、現在のPTA会長の奈良岡さんが熱心に呼んでくださいました。
それに答えるように、今日は小学校1年生、2年生が特に頑張ったと思います。
90分という授業二つ分の長い時間で「休憩なし」ですが、最後まで集中力を切らさないで見てくれるこの小さき仲間たち。感動しました。もちろん3年生以上も「普通に」じっと聴くから、やっぱり静岡ってすごいです。
そして午後は3年目になる竜爪(りゅうそう)中学校です。
何とも勇猛な名前の中学校ですが、ここの中学生は天下一です。何せ360人あまりが実に静かに、約8分で体育館に入るのです。そして、実に静かに待つ。ものすごく集中して聴く。そして質問も秀逸なものを残して、静かに去って行く。
そして一番びっくりしたのは、テープで留めていない30メートルの音響と映像ケーブルが、全く乱れず、そのまま残されていたこと。中学校によっては、どれだけテープで留めても引っかけて、ラインはずれてしまいます。しかしなんと今日は「テープ止めしていない」にも関わらず、一切そのラインがずれないのです。つまりそれらのケーブルをまず事前に察知して、「引っかけてはならない」と自己判断し、行動に移すわけです。それがこの中学校の生徒さんたちは自然にできてしまう。
う~ん、恐るべし竜爪中学校!
質問は主に男子から出ました。
ともすれば、活躍、優秀といえば「女子」という流れのこの日本の中の中学校で、男子が元気であることは嬉しかったですね。もちろん女子の秀逸さは言うまでもありませんが。
静岡は、こうしてとても安定した学びの環境の中で子どもたちがすくすく育っています。これからも静岡通いは続きます。竜爪中学校は終わった瞬間に、来年のご予定を頂きました。
帰りにJOCA(海外協力協会)中部支部を訪問しました。
いま、昨年まで震災支援で働いていた林由美さん(通称りんりん)が3月末までアルバイトしているところです。
そこにいらっしゃった鈴木健太さん(平成21年度1次隊、カメルーン隊)がおっしゃいました。
「僕も静岡は沼津出身なんです。昔、協力隊に行こうと思ったら、母に渋られて、そんな母を説得するために桑山さんの静岡市のステージに連れて行ったことを思い出します。」
その甲斐あって(?)鈴木さん、協力隊に行かれました。
そんな静岡づくしの1日でした。
ビバ!静岡!
桑山紀彦
会話を居ていると聞いて少しホットしました。
これからが肝心。でもドキドキします。
少し、ずつ回復されていて良かったです。
でも、まだ油断は出来ないと思います。
順調に回復されますように。