ケニアにおります
東京ではTICADが開催されていますが、こちらアフリカでは全くそういった動きが報道されておらず、本当にどうしたらアフリカと日本の間の溝が縮まるのか、考えあぐねています。
昨日はナイロビ最大のスラム、キベラ・スラムに入りました。相変わらず何もないような暮らしだけど、人は優しく、親切でした。でも、安全担当のスタッフは、
「こんな危ないところにいちゃいけない。早く出よう」
とせっついてきます。あなたも同じケニア人だろうに・・・、と言いそうになりました。
こちらではJICA(国際協力機構)の活動を取材しています。
佐藤専門家は、軽犯罪をおかして収容されている3つの更正院(少年院のようなところ)で、職業訓練を始めました。その様子を「地球のステージJICA版II」として描くために毎日活動しているのですが、日本の国際協力の真摯な姿が見えてきえて、とても嬉しいですね。
今日は「三角ベースボール」を全世界に広めようとしている、JICA中部の友成晋也さんと一緒に動いています。
更正院の子どもたち、友成さんやJICA佐藤専門家と一緒に
今日は同行のあきちゃんも含め、更正院の少年たちと「三角ベースボール」をしました。
明日はいよいよルワンダに入国します。
四川やミャンマーが気になりつつ、この目の前の渡航をきちんと成功させようと思っておりますので、どうぞご支援下さい。
付記
前回のブログで書いた内容に「物産館」さんが言ってくださった、「遠征で出かけている桑山らに、絶対に物を持たせないようにしよう」という心配り、本当にありがとうございます。おいしい食べ物や大切な資料を渡したい、という気持ちになってしまうというプルメリアさんのお気持ちがすごくわかります。でも、やはり手荷物の量は死活問題。
持たされる荷物があるだけで飛行機に乗り遅れたり、疲労が倍増したりします。
だから、断腸の思いでお伝えしますが、遠征の際はどうか一切の物を持たせないようにご配慮いただけますと、助かります(くわやま)。
桑山さ~ん、akiちゃ~ん、友成さ~ん
お元気の様子をお知らせいただき、安心しました。
アフリカの大地での三角ベースボールは気持ちいいでしょうね!きれいな青空ですか?みんなに元気になってもらえますね。
明日は、ルワンダ。地図で位置を確認しました。歴史も少々調べたりして・・・ 日本に暮らしていると、民族の違いやその争いは理解しがたいものです。
争いはよくないことだと、みんながわかっていくといいんですね。いつまでたっても争いは絶えないです。
今、日本のテレビではTICADのニュースを知らせています。ケニアのキベラ地区での食糧問題のこと。学校での給食を全部食べずに家族のために残して持って帰るそうです。その給食も食料高騰で危うくなっているということ。
全世界でアフリカを元気にしなければ!
ひとりひとりができること・やれることを実行しませんか?
話しは変わって、桑山さんは自分なりにおいしいものは食べていますから、特におみやげを差し上げなくてもいいですね。あれっ、お弁当を食べているところしか見たことがないのですが・・・たくさんは食べない方ですね。
全国の皆さんは、それぞれの地元の名物をおみやげにしたいと思われるのでしょうね。地元のものを買えば地元がうるおうわけですが、それも大切だけれど、「活動資金」として提供するのも、良い方法ではありませんか?
ちょっと先を考えていただけたらいいですね。
桑山さん、今度はルワンダのこともお知らせくださいね。
では、お元気でご活躍くださいませ~
くわやまさん&akiさん
無事、ケニアに入られたんですね。
ちょうど今、もう一人ケニア入りした友人がいます。
北九州から森林保護活動のためにボランティアとしてケニアに出かけた若い女性なんです。
数日前に無事ケニア入りしたとブログにあがっていました。
ケニアがとても身近な国に思えるようになっています。
彼女も帰国したら活動報告会で発表してくれる予定です。
桑山さんの弟や妹のような、若い人がどんどん外国に行き、活動し、国と国、人と人をつないでくれることがアフリカやアジアの国々との距離を狭めてくれるのかもしれませんね。
だとしたら、私たちもうかうかしていられません。応援ももちろんですが、自分にできることも探してがんばらなければ・・・。
いま、テレビでケニアの昨年の暴動の頃を取り上げたBSの特集を見ています。
同じ国の中での民族の違いから来る行き違いが、大きな紛争になっていくことがなかなか腑に落ちてきません。いま少し、勉強することが必要なようです。
地球のステージと出逢って、これまでははるか彼方の国々と思っていたアフリカやアラブの国々がとても身近に感じられるようになりました。無関心から一歩抜け出せたかと思うところです。この10年、中国の留学生のお世話に長く関わっているので、地震の報道や中国バッシングは個人的には切なくなります。当の留学生はもっと哀しいでしょう。個々人の真実と国の事実のギャップに戸惑うことも少なくないです。
暮らしの中にこそ、国際理解は必要なことだと思うばかりです。
次々と出来上がっていくステージも楽しみですが、なんと言ってもお二人がご無事で帰国されますよう、お祈りしています。