今日は5回目になる名古屋の「もりの会」のステージでした。
これは、もりの幼稚園と太陽幼稚園に通う子どもたちのお母さん、お父さんたちが協力して開いている完全自主企画のステージです。
驚くべきことに、未就学の子どもたちがたくさん集う驚異のステージです。それは、多くのお母さんたちが、
「地球のステージは未就学の子どもたちにもちゃんと伝わる。」
という信念で取り組んでいらっしゃるからすばらしいと思うのです。
僕たちはそのほとんどのステージが学校現場ですから、小学校1年生の子どもたちも含めて対象としてきました。時には小学校1、2年生には難しいかなと思う内容であっても、同じ場所に5年生や6年生もいるので、主に中学年(3、4年生)に焦点を当てて語っていきます。しかし森の会は違います。多くの子どもたちが幼稚園に通っている子どもたちなのです。
しかし、「地球のステージ」は、いろんな感じ方があっていいと思うので、幼稚園の子どもたちがどんなふうに感じるのか、実はとても楽しみであり、非常にチャレンジング(挑戦的)なステージを構成することができます。
そしてステージ終了後の質問の時間も、幼稚園の子どもたちなりの質問で、非常に微笑ましくなります。
しかし今日はその一方で、
「戦争はどうして起きるのですか?」
という質問が来ました。まだ小学校に行っていない少女からの質問でした。さすがに言葉に詰まりました。わかりやすく伝えるには、どうしたらいいのだろう…。悩みました。
「そうだね。ある人がある人を嫌いだと思う。それはみんなにもあるよね。でもその”嫌い”って気持ちを、ついつい隣の人に、”お前もあいつのこと嫌いだよね。そうだよね”って話しかけると、戦争が始まります。
嫌いな人はどこにでもいる。でもそのことをできるだけ心の中だけにとどめて、誰かに”そうだよね”って求めないことが大切だ。そうしたら、戦争も少しは少なくなるかもしれないね。」
そう答えました。
今日は新作の「ガザ50日戦争篇」があったので、空爆や着弾の実際のビデオが出てきます。子どもたちなりに感じてくれたようです。
今回のステージは4番でした。
ついに、小学校に通う前の子どもたちに4番までやれたのです。これはすごいことでありもちろん日本初のことです。
もちろんすべての小学校や未就学の子どもたちにすなわち「ok」だとはいえないと思います。意識の高いお母さんたちのお子さんたちですから、聞く姿勢もすばらしいです。
でも、日本各地の公演において、常に最年少の参加者を集めてきてくれた森の会のお母さんたちに感謝しています。
いったん、この4番で終了の雰囲気もありますが、また日を改めて「地球のステージ~もりの会版」を一緒にやりましょう。
「何番」という枠ではなく、その都度内容を構成していけばいいのではないか、と思います。
とりあえず名残惜しい気持ちを感じながら、12月13日(土)はJICA中部で「JICA中部グローバルカレッジ第二回イベント~「地球のステージ」」が開かれますので、またみなさんとお逢いしたいと思っています。
本当にありがとうございました。
これからもその強い、高い意識を子どもたちのために、そして自分たちと地域のために!
桑山紀彦
13年前の今日10月19日、PTA関東ブロック大会で、初めてステージを見ました。
国と語りについていけたのは、インド~フィリピンくらいで、その後は何処の国の話か、分からなくなっていました。
でも、どん底のような貧しさや戦争の中でも、人々は、明るく希望を持っている・・・そんなメッセージと、それに重なる桑山さんの歌。
「精一杯歌っている」まさにその姿に、言いようのない感動を受けました。
子どもたちも、すべては理解できなくても、心や記憶に、必ず残って活かされていくと思います。
今日この日に参加した子供たちには「地球のステージ」からの
大切なメッセージが確実に伝わったことでしょう!
今まで「もりの会」の主催のステージに参加してくれた
子供たちの5年後、10年後、20年後も平和な日本で、
いや、平和な世界であってほしいと願わずにはいられません。
いつか「戦争」という言葉を人々が忘れてしまうような
世界になってほしいです。
今日は半年ぶりで、先生の顔がなつかしかったです。
8回目の地球のステージだったと思います。
僕は「民宿港屋」の歌がとても気に入りました。
テンポがおもしろい所と、最初の「港屋のおばちゃんは…」で、始まる所が気にっています。CDを、帰ってから聴いてます。あと、「ふしぎな石」の映画が見たいです。
僕も、自転車でいろいろな所を、見て回ってみたいです。
早く、先生と東ティモール行けるようになりたいです。
「嫌いだ」ということを心にしまいなさい。
純な子供の質問に咄嗟の答え~言い得て妙!
これは間違いなく子供に伝わっていると思います。
人間が最初に持つ感情は笑う・泣く・好き・嫌いですが、まだ憎む・許す・の感情を持たない無垢な子供に、憎しみの塊りのような戦争の怖さを子供の心に訴える表現で答えを返したから、この子はちゃんと子供なりの理解が出来た筈です。
この答えは大人も肝に銘じるべき名言です。
もりの会から出会った地球のステージ、内容が親子向けに変更してあり、初めて見た大人の私にもとても伝わりやすかったのを記憶しています。
その後あちこちで見せていただきましたが、こちらのステージでは独特の噛み砕いた語り口調と、世界の国々の位置関係がわかりやすいように…と工夫を凝らしたスライドで、本当に目にも耳にもわかりやすいステージでした。
もりの会さん、我が家に地球のステージとの出会いをありがとうございました。
是非おたくの息子さんに会わせたい先生がいらっしゃるから行ってみて欲しい…とご紹介いただいたのがきっかけでした。
小さいお子さん方をおぶりながら抱っこしながらスタッフをされている皆様の熱意を、私たちは忘れません。
またいつか、こちらの会場で見せていただける日が来ることを心から願っております。
本当にありがとうございました。
桑山さん、後藤さん、事務局の皆さん、そしてご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
おかげ様で無事に公演を終えることが出来ました。
子ども達が桑山さんのお話しにじっと耳を傾けている姿、何かが伝わっている姿を、会場の後ろからとても嬉しく観ていました。
子ども達が、いつかどこか「あ!」と思う時の種を蒔く事が少しは出来たかな?と。
幼稚園の年中で「地球のステージ」に出逢った娘も小4となり、子どもの感じる姿にも成長を感じます。
今年に入り、連日ガザのニュースを観て「私が生きている中で戦争で怖い目に遭いそうだから、お母さんの命の長さとかえて。」と言われた時には、これまでなら「日本では大丈夫だけど、世界中から戦争がなくなるようにどうしたら良いか考えて行こうね。」と言えたのに、最近のそう言い切れない流れを感じ言葉に詰まりました。
この先、娘の「怖い」から「どうすれば良いのか!」「何が出来るのか」に目を向けながら一緒に考えていこうと思います。
「ここの子ども達にはきっと伝わる。」「伝えたい!」から始まった「もりの会」の公演ですが、5回を数える中で、桑山さんの「伝えたい!」と、お母さん、お父さんの「伝えたい」そして、「この子には伝わる!」の想いがあればきっとどの子にも伝わるし、それは今すぐ目に見える姿、聞ける感想ではなくても「いつかどこかで・・・」で良いのだと思います。
是非、全国各地で開催されている公演にお子さん連れでお出かけください。子どもの隣で、子どもに触れながら聴く事で、伝えたい想いは伝わると思います。
その場に行って感じてきた桑山さんの言葉に、子ども達はしっかりと「ほんとの言葉、ほんとの姿」を感じています。
たくさんの人達が「地球のステージ」に出逢えますように。
本当にありがとうございました。