大阪、河南のステージ

大阪のおばちゃんは人情で生きている。

まさにそう感じる1日。2月号の全日空機内誌では「アメちゃん」を常に懐に忍ばし、人とのつなぎに「アメいる?」と絶妙の関わりで突っ込んでくる大阪のおばちゃんのことが記事になっていました。

そんな機内誌に勇気づけられ、今日は7年目の大阪「河南地球のステージ実行委員会」のステージと相成りました。みんな60歳代を生きる退職された先生たちが多い実行委員会です。

でも見た目は実にふつうの大阪のおばちゃんたちです(失礼!でも大阪のおばちゃんは最高の愛情を込めた賞賛です)。でもこんなふうにコツコツと7年間も毎年公演を続ける立派な実行委員会の皆さんでもあります。

公演はこれまでも試行錯誤を続け、5月だったり、8月だったり、2月だったり…。でもいつも、

「大事な行事と重ねってんねん」

と集客の難しさを語ります。しかし今日も用意した100席はほぼ満席でした。7年経って多くの客さんがリピーターとなり、集客は安定してきていますが、一方で小さなお子さんを連れたご家族も多くなるという「変化」もありました。

実行委員の皆さんほとんどが学校現場で先生として働いていらっしゃったので、子どもたちへ見せたいという気持ちが強い実行委員会です。この実行委員会が続いているので、いくつかの学校での公演も実現しましたし、今日は神戸の私立学校へのつながりも展開が見えてきました。

7番ということで、今日は「ゼロ戦と大地」2回目の公演となりました。

 

今日は懐かしい北口郁子さんや、大阪のおばちゃん代表格の廣野充代さん、そしてなんと富山の砺波チーム、柳瀬さん(おけいちゃん)が来てくれていましたが、非常に高評価でした。何より事務局長の明ちゃん(辛口)が、「とても良い内容だった」と手放しでほめてくれました。

現在市町村主催の「平和記念式典」や「人権講座」などからの公演依頼が多くなってきているので、ヒロシマ篇だけではない、過去の太平洋戦争から何を学ぶかというテーマに強く沿った内容として完成しつつあります。

那美子さんのイラストもウケていました。

「自分の夢を自分で決めることができることの幸せをかみしめよう。ほんの数十年前にはそれさえできなかった歴史がある。自分の人生を自分で決めることができるのは、今は”平和”だから。」

「でもそんな今の”平和”は、最初からそこにあるものではない。多くの人の悲しみや死によってようやく得られたもの。私たちはその想いと共に、自分たちが意識してこの平和を守っていかなければならないという自覚を持つことが大切。」

これが「ゼロ戦と大地」で伝えたいことです。

桑山紀彦

大阪、河南のステージ」への1件のフィードバック

  1. 江南実行委員会はまさしくステージの底辺拡大の<球根>の存在で頼もしいですね。
    じわじわと、危険な方へ~危険な方へ「それが時代に適応していると言う無理な理屈で引っ張る強権が動き出している~非常に短絡的な考えで危惧を覚えます。
    戦争体験のない人が圧倒的になりつつある今も日本に必要なのは~今こそ地球のステージステージ!!
    と言いたいです。

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