スタディツアー3日目

今日は1日、ミャッセ・ミャー村で過ごしました。

午前中ツアーの皆さんは村をまわりました。その中で昨年支援した給水システムが確かに、完璧に治っていることが確認されました。有言実行!ミャッセ・ミャー村の底力を感じました。

そして村長さん、チョ・トゥーさんのご自宅におじゃまし、昼食を頂きました。常に感動するのはこのミャッセ・ミャー村で頂くご飯の美味しいこと。質素かも知れないけれど、野菜のうまみが本当に出ている。やはり自分の村で採れたものをそこで頂くことの意味が見えてきます。

しかも村長さんのお家の床が確実にアップデートしているところもすごい。きっとスタディツアーの皆さんを迎え入れるために整えて下さったように思います。そのお気持ちがありがたかったです。

そして午後からは日本チームとパオ族チームがそれぞれ出し物でお互いを理解し合う時間を設けました。まずは日本チームから「地球のステージ」の「ミャンマー篇」の映像をお届けしました。まさにミャッセ・ミャーの映像をミャッセ・ミャーで見るのです。地声での「月光の龍」でしたが、感極まる瞬間です。子どもたちは自分の村や知り合いが映る度にどよめいてくれました。

そして、子どもたちからの歌のプレゼントをもらったあと、日本チームは「翼をください」を返しました。

こうしてお互いがお互いのことを知りたいと思う、そんな時間を過ごしていきました。

続いて、外では高校1年生の「プリンセス・ドラゴン・ダンサーズ」による踊りの披露。この高校1年生たちは自分たちでダンスチームを作って踊っているのです。手の動き、見せ方、全てにおいて見事でした。

それが終わると、一人一人に里親の皆さんからの支援金と、メッセージカードを渡しました。里親の皆さんからのメッセージは前もってミャンマー語に訳されています。みんな嬉しそうに、そのカードを胸に抱き、お礼を言って戻っていきます。本当に素直でまっすぐな子どもたち。里親の皆さんにはその時の写真を後ほどお送りいたします。

そして最後は今回訪問している里親さんたちが、里子の皆さんの家を訪問する時間です。

柳瀬恵子さんの里子は、お恵ちゃんからのプレゼントを受け取ると、感極まって涙していました。人生において初めての時間。見知らぬ国から支援者がやってきて、自分にプレゼントを渡してくれている。なんで涙が出たのと聞くと、

「嬉しくて…。」

と一言。本来出逢うことのない人が出逢うことで生じる「生きるエネルギー」の強さを感じたときでした。みんな夕陽が落ちても一軒一軒の子どもたちの家を訪問しながら、去りがたい気持ちを募らせていました。なんて別れがたい時間でしょうか。いつまでもどこまでも手を振り続ける子どもたちや家族へパオ語で、

「モー・コエ・ユンワー」~また来るね!

今回のスタディツアーで一番大切な時間が終わっていきました。

ホテルに入って食事しながらの反省会。

ツアーの皆さんから、内容の良さや充実ぶり、気配りの良さのお褒めを頂きました。

「地球のステージ」としては初めてになるこの「教育支援事業」でのスタディ・ツアー。大きな山場を越えていきました。

改めて素晴らしいツアー参加の皆様へ感謝。

明日、明後日は「ミャンマーを知ろう」というテーマで、古都バガン、そして首都ではないけれど最大の都市、ヤンゴンを巡ります。

桑山紀彦

 

スタディツアー3日目」への1件のフィードバック

  1. ブログを読んで感動して涙が出ました。
    私も里親をさせていただいてますが、今回は参加できず、ミャンマーに行かれた皆様に羨ましい気持ちいっぱいで日々ブログを見ていました。
    相手を想う気持ち、感謝する気持ちは住む所も言葉も何も関係ないのだと改めて感じました。
    参加された皆様、無事に帰国されますように…

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