今回の活動は、スタディ・ツアーのようなものではなく、現地の活動の進捗状況を見に行くようなものなので、具体的に診察をするというような従来のものではなく、ひたすら視察と事業の評価が大切になります。
現在ハトリア郡の7つの村を舞台に、包括的健康増進プログラム(通称SISCA:シスカ)という国の施策が存在するはずなのですが、それが全く回っておらず、村人は全く国の健康プログラムから取り残され、放っておかれている状況なので、それを改善するために私たち「地球のステージ」が活動しています。
今回はJICA(国際協力機構)の委託を受ける形をとってはいますが、これまでの私たちの長年の動きをさらに活発にするためにパートナーを組んでいる形です。
現地の中心はもちろんおなじみのアイダ医師ですが、今日もお薬の買い付けにいきました。
村人の健康を守るという実にわかりやすい仕事をしているアイダは、お薬のニーズも把握していますので、手際よく買い付けも進んでいきます。
皆様の「地球のステージ」への募金や、ステージそのものを開いてくださるその開催費用の一部もこうして東ティモールのお薬代になっています。
間接的かもしれませんが、そうやって皆様のお気持ちがこうして現地に届いています。
今の東ティモールは雨期が終わり乾期に移行しようとしていますが、その暑さは半端なく、非常に厳しい毎日です。雨は夕方にスコールとして降りますが、まだまだ乾期のあの涼しさにはほど遠い感じがしています。
それでも、5月、6月とだんだん気温が下がり、最も過ごしやすい7月がやってくるんだと思います。
明日は村への訪問です。
がんばって行きたいと思っています。
桑山紀彦
地球のステージへの募金が東ティモールのお薬代にも使われてているんですね。
具体的につながっていることがわかってうれしいです。
アイダ医師の活躍を見て地球のステージの支援が実感できます。
頑張ってください。