日曜日は浜松でステージでした。
JICA浜松デスクの皆さんに呼んで頂けましたが、その中に静岡県立気賀高等学校の池田先生がいらっしゃいました。
池田先生は平成19年度2次隊でラオスに行かれた青年海外協力隊のOVです。
それまでは営業系のサラリーマンをされていたのに、一念発起してラオスに赴任しました。そして帰ってきて高校教師になりました。それは、
「この世界のことを一番伝えるべきなのは高校生だと思ったから。」
とのこと。まさにそうです。国際協力は実に教育現場で本当に役に立つのです。
今回はステージの終わりに、その気賀高等学校の生徒さんたちとディスカッションの機会がありました。
みんなとっても啓けた生徒さんたち。
「自分たちの、生まれてきた役割は何ですか?」
という問いに生徒会長は、
「みんなに笑顔を伝えることです。僕は料理の道に進みたいので、美味しい料理でみんなに笑顔を送りたいです。」
高校時代に、そんなことが語れるすばらしい生徒さんたち。まさに池田先生が目指す、
「広い視野を持つ子どもたちになってほしい」
という願いにぴったりでした。
すべてが終わり帰る前に、自主的に参加してくれた気賀高等学校の生徒さんたちと少し座談会をしました。その多くが来月3月に石巻へ支援活動に入るというのです。意識の高さに感服します。
今、全国の高校生がこうして動いています。
島根県の出雲農林の生徒さんたちも被災地にやってくる。
奈良県の奈良女子附属中等教育学校の生徒さんたちは演劇で「津波と命」を伝える。
そして静岡県の気賀高等学校の生徒さんも被災地にやってくる。
みんなに感謝。そしてまた一人熱き高校教師との出逢いに感謝。
桑山紀彦
生まれながらに満たされた社会で目標を持ちにくい環境にあって、視野を広げる若者が出てくる~将来は明るいですね。