「ガザにもあるじゃないか!」
おもわずそう叫んだのはガザで1番大きい文房具屋さんでした。
何を見つけたか、それは「紙粘土」なんです。これはなかなか色んな国にあるものではありません。日本では百均ショップでも買えますが、エルサレムで調べてやっとで見つけたのは500グラム500円という高い代物でした。これでは実に120人の子どもたちと共につくる「粘土ワークショップ」に使えません。
暗たんたる気持ちでガザに入ったのですが、なんとガザで見つけたのは200グラムだけど90円というもの。何よりうれしいのは現地で調達できるという喜びです。それにしても文房具屋さんというには夢に満ちています。
(モハンマッドさん)
水彩絵の具、パレット、筆、色鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、厚紙、スチレンボード、カッター、スティックのり・・・。
もう考えただけでも色んな作品ができる。まさに文房具屋さんとは創造力をかき立てる魔法の館なのです。
このガザ一の大きさを誇る文房具店の主、モハンマッドさんが言いました。
「うちは手に入らないものはないよ。何でも手に入る。任せておけ!」
すばらしい。こうやってモハンマッドさんは子どもたちの夢を膨らませてきたんでしょうね。
これでワークショップに必要な物品はほとんど手に入ることとなり、まずはめでたしめでたし。
そのあと、スタッフのロゴ入りジャケットをオーダーするべく印刷屋さんに行きました。みんなでそろいのジャケットを着ることで士気も上がります。
そのご主人も日本びいきです。この旗がおみやげでついてきました。
那美子さんも笑顔です。
ちなみに真ん中の巨漢はうちの4人のファシリテーターのひとり、マフムードです。少しやせなきゃ・・・。
明日は第1回目のセミナーで、ファシリテーターや学校の先生が対象です。
あと残るは1日、がんばろう!
桑山紀彦
ホントに色とりどり、うきうきわくわくするようなお店ですね。
ガザにこんなに立派な文房具店があるとは思いませんでした。
日本贔屓なのもうれしいですね。
着々と準備が進み良いスタートが出来そうですね。
何事も最初が肝心です。強固な活動起点を作ってください。