昨日は、大川小学校の出身で、妹のみずほさんを亡くしているそのみさんと、ずっと映画のコンセプトについて話し合っていました。
そのみさんの願いは、
1)大川小学校は悲劇の小学校じゃない。たくさんの想い出が詰まったすてきな小学校だって事を伝えたい
2)先に天に昇っていった、家族の「声」を聴きたい。そのためには映画の中で奇跡が起きて、天からの声を聴く
その通りだと思います。
これに沿ってそのみさんは脚本を書こうとしています。
石巻高校の2年生。お父さんの敏郎先生は女川中学校の国語教師。お母さんのかつらさんは震災翌年まで中学校の美術の先生をされていました。
そんなご両親の感受性を受け止めたそのみさんは、妹へ、そして同級生やその妹や弟への気持ちを綴ろうとしています。
昨日の時点で二人で決めたことは、
1)出演はそのみさんの同級生3人
2)主演は大切な弟を亡くした高校2年生の女の子
3)脚本は佐藤そのみさん。監督は桑山紀彦
4)撮影クルーは、映画「ふしぎな石」の5人衆
5)撮影は3月末に集中して
6)公開は5月の連休に
がんばれそうです。
昨日は大川小学校事故検証委員会の最終(案)の公開の日でした。
みんなの落胆がつらかったです。
そのみさんとの会議に先立って、またおばあちゃんが夕ご飯を作って下さいました。これで4回目だ~。いつもほっとする美味しい料理。
「みずほはいっつも大ばあちゃんのつくるもの、美味しい美味しいって、文句も言わずみ~んな食べてくれたんだ。そんな尊い子を津波は奪っていったよ・・・。」
おばあちゃんにも納得してもらえるものをつくろうって、そのみさんと約束しました。
桑山紀彦
遺族が本当に知りたいことは明らかにされなかったようですね。残念です。
映画の方は構想が固まり、3月の撮影に向けて準備が進んでいるんですね。
そのみさん、頑張ってくださいね。応援しています!
迷う心を救う希望の灯になる作品作ってください。
20日の山陰中央新報、大川小学校の記事の欄に桑山さんのコメントが掲載されてましたよ。
こんにちわ。
良い映画になるといいですね。
私は趣味で曲を書いていますが、縁あって
「ひまわりの子守唄」という曲をつくりました。
宮城県から遠く離れた宮崎県にも大川小学校のことを
見守っている人はたくさんいます。
がんばってください。
ひまわりの子守唄 (you tube)
https://www.youtube.com/watch?v=M2IwHcdLAWI&list=UUeEvYkqESnjY0bUAW1hnJWQ&feature=c4-overview