出雲の公演

今日、出雲には多くの神様が戻られています。今は、神在月。神話の国出雲には今も古事記以前の世界がちゃんと残っています。
 そんな出雲にあるのが若松分校。これは、いろんな困難とたたかいながら併設の病院に通う院内学校です。その学校に、島子先生がいます。
 島子先生は協力隊のOVですが、東ティモールのスタディツアーに参加したり、島根のステージ実行委員会に入ったりと、いつも近しい存在でした。そんな島子先生が、「どうしてもうちの子どもたちに見せたい」ということで今回のステージが成立しました。十数人の小さな学校ですがはたしてその反応は・・・。
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 若松分校の子どもたちは、180%完璧に、200%優しく、1000%真面目に聞き入ってくれて最高でした。
 本当のことをいえばいろんな困難を経験している子どもたちなのに、どうしてこんなに素直なのか・・・。笑い、拍手、し~んとなる場面、すべてにおいて素晴らしい子どもたちでした。
 時に感性が強すぎて考えなくてもいいことを考えてしまう。想像力が伸びすぎて、見えない、聞こえないものを見て聞いてしまう。でもそれは本来人間が持っている高い能力の現れなのかもしれません。それがこのステージでは見事に表現されていて最高の時間でした。
 彼ら、彼女らの感性に「地球のステージ」は沁み入るように入ることができて、通常の何倍もの感動が得られたのだと思います。
 一人として不安定になることなく、最後までちゃんとついてきてくれました。
 ステージが終わって島子先生が振り返りの時間を持たせてくれました。
 みんなで輪になって感想を語りました。そんな中に一人の中学生の男子が言葉にしてくれました。
「僕は今まで、嫌なことがあるとすぐに、“死にたい”“死にたい”って言ってきたけれど、そんなこと言ってはいけないんだということが、ステージを見てよくわかりました。」
 これだけで十分。素晴らしい受け止めをしてくれていました。その他の子どもたちすべての感想が耳に残ります。
「やっぱり自分は変わらなければならないんだと、教えられました。」
 みんなの前でちゃんと宣言する子。
 改めて島子先生が、
「この子たちにどうしても見せたい。」
 といってきた意味がわかりました。ありがとう島子先生。そして感動をありがとう、若松分校のみんな。また逢いたいね。
 そして夜は出雲実行委員会のみなさんとのステージでした。
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 ガールスカウトの野井さん、そして獣医師の川上先生やクリニックのみなさん。ありがとう。お陰で満席になりましたね。
「3週間前は40枚しか売れていなかったんだ~」
 川上先生がニコニコ顔で教えてくれました。そう、地球のステージは最後の1週間で伸びます。
 また来年もやりましょうね!
 応援に来てくれた「チーム九州」の服部さん。八王子~山口のだんまるさん。そして急きょ音響をするために東京から駆けつけてくれた久保田さん、みんなにもありがとう。
 土曜日はついに「つるつるのおじさん」~山藤先生が校長先生の出雲農林高等学校80周年記念式典の特別講演です。張り切っていきます。
 こうして熱い島根の夜がふけていくのです。
桑山紀彦

出雲の公演」への5件のフィードバック

  1. 神在月の出雲。日本中の神様と一緒に地球のステージ、最前列に座って堪能しました。地球のステージって会場全体が何とも言えず心地よい空気になるんだなぁ。

  2. 素敵な空間、そこにあふれる感動がすごく伝わってくるようです。
    子どもたちの豊かな感性に地球のステージが沁み入るご様子。
    あふれる感動をそこにいらっしゃるかたみんなで共にされたのですね!感性を見つめてうけとめてくださる方がいて、ありのままの自分でいられて、自分の特性だからこそ受け取れ味わえるものがある、最高ですね*¥(^o^)/*
    最高のおすそ分けをありがとうございます!

  3. 金曜日は素敵なステージを1日2度見せていただき、ありがとうございました。
    お昼からは他の会場に比べたらとても小さな分校会場。いつもみんなで輪になって座る大事なホールで「地球のステージ」が開催できるとは、本当に夢のようでした。桑山さんと子どもたちの距離もとても近く、小規模だからこその暖かさがすぐに伝わる、本当に贅沢なステージとなりました。
    夕方は予想以上にお客さんが集まったビッグハートでの開催。
    1日2講演をこなす何年経とうとも変わらないエネルギッシュな姿にも感動しました。
    本当にありがとうございました。

  4. 桑山さん、出雲に来て頂き本当にありがとうございました。
    ガールでお呼びして3年と10ケ月。
    やっと出雲も皆さんに”地球のステージ”の素晴らしさを感じて頂けたこと、とても嬉しく思います。
    小学3年生の感想
    「日本っていい国だね。いろいろなものを大切にしたいよ。
    本当に感動したよ。」
    また、ある人は「感動して涙がいっぱい。
    次は来月の益田での公演に子供も連れて行きたい。」
    翌日には、このような感動メールを多く頂きました。
    来月は桑山さんのお話と歌声をゆっくり聴きますね。

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