パレスチナ1日目

今回のエレズの検問所は拍子抜けするほど短時間で抜けることができました。

 今やエレズの通過許可証もオンラインで行い、その許可の可否もオンラインで確認できるようになっています。十分大丈夫であるという確認の上に通過を試みるので、昔ほどストレスはありませんがそれでも、検問所のあとの「回廊」は延々と続く不気味なもので、「ガザに入ったんだ」という緊張感があります。
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(エレズ通過後、ガザ側の“回廊”)
 さて、今回は何と5日間連続のサマーキャンプです。
 エル・アマルと「地球のステージ」(現地名:Frontline)が企画した短期集中「心のケア」事業です。
 会場の一つ「Happy City」にはこんな横断幕が貼られていました。
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 上から「Frontline」のロゴ。右にエルアマルのロゴ。そしてその下に赤い文字で「友情の架け橋」とあり、両サイド、左に日本国旗、右にパレスチナ国旗です。国境を越えてつながり合う者同士の相互作用を前面に出したものです。
 カリキュラムは5日間びっしりと組まれていて、子どもたちにとっては濃厚な5日間です。
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(これまでで初めての5日間カリキュラム)
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 オリジナルTシャツも創り、気分を盛り上げていきます。真ん中が通訳件コーディネーターのアブデル・ハーディ、左が運転手のマジディ、共に大切なパレスチナの友人です。
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 明ちゃんも久しぶりに顔見知りの女の子達に囲まれていました。もう何年もこうして関わってきています。
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 プログラムの一つに「協働描画」があります。これはみんなで一つのテーマを決めて絵に仕上げていくものですが、今回は僕が「夕陽」を描いたつもりでも、それが気味の悪い”人”に変わっていき、女の子達から「いやだ~」「気持ち悪い~」と不評でした。もう二度と僕は「描画」に参加させてもらえないかもしれません。
 さて、4日目が終わっていきました。
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 明日は最終日の「海」です。どんな展開が待っているか、楽しみです。
 今回は外務省からのNGO連携無償資金協力を得ようと努力しています。2008年で閉じて以来の事務所を持てるかもしれません。するとこういった出張ベースではなくなります。
 ダルウィーッシュに相談したところ、
「2003年にここへ来て初めて開いた家が今開いているぞ。」
 というので見に行きました。
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 なつかしい!
 確かにこの事務所ですべてを始めました。またここに戻ってこれるかもしれません。
 みなさん、是非応援して下さい!
桑山紀彦

パレスチナ1日目」への3件のフィードバック

  1. 桑山さん
     今日からガザなんですね! 写真で見る限り、子供たちの表情も明るいようですが、ガザ内の暮らしぶりはどんな感じなのでしょうか?
     中国が中東和平会議をホストするらしいですが、パレスチナが新たな国際政治のパフォーマンスの展示場にならなければいいのですが・・。
     現在、UNRWAにはJICA職員が出向していますし、ガザのFAOには元JICAパレスチナ事務所で、私のもとで働いていた女性が就いています。
     パレスチナから身は離れてしまいましたが、気持ちは相変わらず維持しているつもりです。何か、お手伝いできることがありましたら連絡をください。
     成瀬

  2. エレズを無事に通過できて何よりでした。回廊はいつ見ても本当に不気味ですね。
    オリジナルTシャツ、素敵です!一体感が高まりますね。
    明ちゃんも元気なようで一安心しました。
    海にも行くんですね!!!私もわくわくドキドキしながらアップを待っています。

  3. 順風の様子で安心しました。満帆になることを期待しています。
    それにしても回廊は監視されているようで背筋がぞくっとする感じです。

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