今日は、山口公演の帰り、松山に飛んでそこから港屋のおばちゃんに逢いに行きました。
(当時の民宿港屋とおばちゃん。18歳と40歳)
ステージ4番にある「自転車日本一周篇」の中の主人公であるおばちゃんは、ぼくが自転車で日本一周を始めた最初の訪問地、四国であったおばちゃんです。18歳の僕が「このニッポンという国を見たみたい」という思いではじめた日本一周は四国が最初でした。そして時計回りに回って愛媛県に入り、何とも頼りなくもひょろ長い佐田岬半島に寄りました。その突端の町三崎でであったのが、民宿港屋のおばちゃん。
初めての自転車長距離旅行の不安を吹き飛ばしてくれるおばちゃんの笑顔と明るさに、「旅は続けられる」と思い、しかも、
「辛いことや泣きたいことがあったら、いつでも港屋に戻ってくるんだよ。」
といってくれたその言葉に勇気を得て、それからの旅に不安はなくなっていきました。
そんなおばちゃんとの再会。
(今日のおばちゃん)
今おばちゃんは愛媛県の八幡浜に一人で暮らしています。二人の娘さんも家庭を築き、すぐに来られる距離に住んでいらっしゃいます。友人も多く、時折いろんなところに出かけて穏やかな日々を暮らすおばちゃん。でもあの津波の日には何とうちの明ちゃんに電話をかけてきて、つながりにくいはずなのにつながったという奇跡を起こしたりしていました。
それからはいろんな番組で、僕の活動を見てくれて、しっかりハードディスクレコーダーにそれをきっちり録画して貯めてくれていました。もちろん演歌や韓流の番組と共に、ですが。
それが可能であったのは、我が「地球のステージ」仙台チームの一人、遊佐さんがとてもまめにおばちゃんと連絡を取り、
「今度NHKの総合、○月○日の○時から、桑山さん出るから録画しててね。」
と伝えてきてくれたからです。遊佐さんに感謝。
そしてふと見ると壁には「飯野工業」のカレンダーが。
つくばチームの飯野さんは、こうして一期一会を大切に、一回つながったらその関係をできるだけ長く維持していく人なのです。おばちゃんが言いました。
「遊佐さんと飯野さんとはね、1回松山のステージで出逢っただけなの。それでもそれからずっとおばちゃんのこと忘れないで、付きおうてくれとるんよ。本当に日本人らしい、暖かい人たちなんよ。」
改めて、人が人と関わることの大切さを学んだ気持ちでした。
そんなおばちゃんは今72歳。僕が出逢ったのはおばちゃん40歳の時ですからそれから32年。
これからも時折訪ねては、元気な顔を拝見しようと思っています。
「地球のステージ」はそんなおばちゃんの「今」を伝える場でもあります。決して過去のことを伝えるだけではなく、こうして、
「今はどうしているのか」
そして、
「人はどんな生き方をしていくのか」
を伝えるステージであるべきだと思っています。
テレビに出るわけではない、著名人図鑑に出ているわけではない、でも港屋のおばちゃんという人物は「地球のステージ」の中ではとても大切な存在です。
そんな、名も無きけれど人生を生きているおばちゃん。
いつまでも元気でね。
おばちゃんと映画「不思議な石」を見ました。
「みんな、辛かろうに、ちゃんと向きおうとるなあ。」
おばちゃんの感想でした。
桑山紀彦
港屋のおばちゃん、お元気で何よりですね!
32年前の写真もステージで拝見しているので、懐かしい気がします。
会えなくても心がつながっているって思える関係が素敵ですよね。
みなとやのおばちゃん、お元気そうでうれしいですね。今の桑山さんがあるのはこの方との出会いが大きいのでしょうね。これからもたくさんの出会いを聞かせていただくのを楽しみにしています。
おばあちゃん元気そうで良かったですo(`▽´)o
出逢い、別れ、再会、人生にはたくさんの出来事がありますね(^O^)人はまず、母、父に逢い、そして兄弟、おじいちゃん、おばあちゃん、そして、友達、そして恋人、そして自分の子供、そして孫と繋がり輪を創っていくんですね(≧∇≦)
俺の桑山さんとの出逢いは小学三年ですねV(^-^)V母親に連れられ、桑山さんと澤田さんが歌っている(⌒~⌒)
この時間が合ったから桑山さんみたいな人になりたいと思いましたo(`▽´)o
そして、中学二年に再会し、そして去年また再会しサインを書いてもらいました(≧∇≦)
いまも大切に部屋に飾っています(*^o^*)
2月24日の山形でステージ、一年ぶりに逢いに行きますo(^-^)o
今度は是非、写真を一緒に撮らせてください(o^∀^o)
32年前と変わらない人間関係。やはり桑山さんの汚れ泣き心は今でも純粋に息づいている証ですね。おばちゃんもよい人と知り合えてよかったと思っているに違いありませんよ。すばらしい!
以前ブログで、再会したおばちゃんが入院中だと書かれていた記憶が有るのですが、お元気そうでなによりです。
港屋のおばちゃんがご健在で何よりです。
32年前のおばちゃんのスカート姿が
なんか素敵です。
おばちゃん、ますますお元気でいてください!
私の手を振り払って、新幹線に乗り込んだと思ったら、おばちゃんに会いに行くっちょったんじゃね!!若き日の桑山さんを見て、まさか、こんな風になるなんて思いもせんかったじゃろうね。