9年ぶりの野外公演

おそらく日比谷公演のグローバルフェスタが最後の野外公演だったと思いますが、それから9年目。久しぶりの野外公演でした。場所は兵庫県尼崎市、尼崎の森大芝生公園でした。主催は兵庫県ユニセフ協会。盟友、福井康代さんが事務局長を務める長年のつながりの中での公演でした。

しかし折しも快晴。少しは曇ってくれてもいいのに雲一つない晴天の中、画面はほとんど見えません。だから「写真やビデオがない状態」を想定しての語り、歌となりました。それはかえって語りに緊張感を生み出し、少しでもわかり易く想像し易くするためにという指向が働いて、今までにない情感のこもった語りになった(理事の洋美さん)ようでした。

移動トラックの可変ステージを使っての斬新なステージ構造でしたが、これはこれでありだと思います。多くの皆様が「大芝生」の上で、秋のさわやかな海風に触れながら原点回帰の「ステージ1番」についてきて下さいました。

あと14回で4000回を迎える地球のステージ。また新たな方向性が福井康代さんによって生み出されました。これまでも色んな試みを示唆され、受け入れ、生み出されてきた康代さんとのステージ。「画面ほとんど見えなくても成り立つ」という26年間、4000回でようやく証明できた今日の公演に感謝です。ステージの公演の歴史の中にまたマイルストーンが置けました。

ありがとう、兵庫県ユニセフ協会のみなさん、福井康代さん!

桑山紀彦

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