やりがい 

1ヶ月半もステージ公演がないと、もう求められていないのではないか、という暗たんたる気持ちになったりします。

元々4月はステージが一番少ない時期ではありますが、だらだらと続くオミクロン株の影響を受けて、学校現場はなかなか動けない状況が続いているようです。

それでも今年、また三田高校公演は実現できました。なんとコロナ禍の2年間もずっと公演し続け、途切れること無く今年10年目を迎えました。もちろん先生たちの間でも色んな論議があったと思いますが2020年、2021年と決行し、今回も普通にご依頼いただき2022年も開催。なんというすごい高校だろう、と思います。

そして毎年三田高校は変化しています。どんどん意識化した生徒さんが集まるようになって、本当に大人気の都立高校になっています。それはコロナ禍であってもこうして「できることはやろう」という先生方の気持ち。そしてそれを「やりなさい」という校長先生の姿勢。それを受け止めて一生懸命聞く生徒さんたち。

今年もまず質疑応答が収まらず15分のところ30分越えになったし。最後のお礼の挨拶の男子生徒さんは今日登場した全ての登場人物の名前を覚えていて、感想をまとめてたし。座談会もまた硬軟織り交ぜた素敵な質問ばかりだったし…。

東京タワーのふもとのこの素敵な三田高校で、ようやく今年度の公演が始まりました。

声も枯れること無く、クオリティも維持できたと思います。

5月中旬以降はそれなりに入ってきているし、秋のシーズンにおける申し込みもゆっくりと増えては来ました。でもいつの間にか「学校行事を積極的にやらないで過ごしてしまう」事が習慣化してしまっている学校もあるのではないか、と思います。

それはとても生徒さんの心の成長にはマイナスだと思います。

どうか、今年は普通通りやりませんか。

桑山紀彦

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