自然に触れる夏

  夏真っ盛りの猛暑日が続く名取市から、スカイルーム担当スタッフNICCO宗貞です。 

先日はスカイルーム児童30名と大自然広がる仙台泉が岳山麓のキャンプ場へ夏の自然体験として日帰り活動に行ってきました。

 これは自然体験事業を実施している団体「泉が岳かむり」が主催するイベントで、その名も「2012どっぷり子ども自然体験」。春夏秋の季節ごとに様々な体験型プログラムを提供しており、文字通りどっぷり大自然の中で楽しむ豊かな活動は、泉が岳かむり役員で地球のステージ会員でもいらっしゃる石井裕光さまがつながり「被災した子どもたちに自然の豊かさも味わって笑顔になってもらいたい」との熱意あるご提案がキッカケで実現したのです。

 地震と津波の「自然」災害によって奪われ傷つけられた被災体験をもつ子どもたち、同時にその豊穣な恩恵を「大自然」の中でどっぷり浸りながら味わっていける時間が貴重で…春夏秋の全編開催に提携参加しています。

 そんな気になるイベントの中身はと言うと…

 春編では、畑に多様な作物を植え付け!新緑が彩る大地で春風の匂いを感じながら駆け回り飛び跳ね転げながら大自然と一体に!ゲーム機やオモチャではなく木・竹・葉など自然素材から遊び道具をつくるネイチャークラフト制作!昆虫採集!クラフト作品をお土産にお持ち帰り!

 季節は移ろい連動して夏編では、畑で立派に育ち実った夏野菜を収穫!そして飯盒炊飯で手作り夏野菜カレーと冷えたスイカみんなで食べる!新緑の大地から転じて泉が岳山麓の清涼な渓流での沢遊び!虫かご付きカブトムシのプレゼントに袋いっぱいの収穫ジャガイモがお土産に!

芋掘り。ごろごろと掘り出されて袋はいっぱいです。

 子どもたちのテンションはあがりっぱなしのワクワクドキドキの楽しいおもしろい体験に、大自然で身体いっぱいに感じる「気持ちいい」が加わって、まさに制限や我慢の多い日常生活から心身ともに「解放」する活動となりました。

沢遊び。

 こうした活動を担う泉が岳かむりスタッフの方々は、実は山岳救助隊員、農業家、企業マン、教育家など社会的背景も様々な中高年層である人生のベテランたち20名なのです。児童みんなが「隊長さん」と呼んでいるスタッフの方々は、祖父母と孫とも離れた年の差ですので子どもたちへ愛を持って丁寧に、そしてごく自然にフィットしながら接して下さっています…さすが!実に見習い勉強する点が多いものです。

構えない大人には子どもたちも自然と寄ってくるもの…一緒に活動しながら時間を過ごしているうちに、子どもたちも呼応するように会話や行動を共にしながら大自然を進んでいきます。

 汗と日焼けと少しの虫さされを参加の勲章に、カブトムシやジャガイモをお土産にした2012どっぷり子ども自然体験夏編は自然に触れる夏でもあり、そこで出逢う人たちとの自然な触れ合い(ふれあい)でもあったコミュニケーションプログラムなのでした。次回の秋編では隊長さんたちとの再会を楽しみにしながら芋の収穫とたき火で焼き芋に東北伝統の芋煮会です。乞うご期待!


宗貞 研

▼仙台泉ヶ岳かむり

http://www.city.sendai.jp/midori/1202640_2445.html

自然に触れる夏」への2件のフィードバック

  1. ムネさん、レポート有難うございます。
    子どもたちはとびっきりの自然体験をしましたね。
    夏野菜カレーと冷えたスイカ、美味しそう!
    夏休みの楽しい思い出になりましたね。
    スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

  2. 自然に触れる夏。素晴らしい企画ですね。
    東北とはいえ、インターネット・携帯文化、そして大型モールなどに囲まれて、密度が違うだけで東京と変わらぬ日常生活をしている大半の子供が未体験の体験をしたことでしょう。自分で薪を作って火をおこし、火加減も自分で考えてどうしたら上手に焼けるか工夫させる。いっそのことお釜でご飯を炊く~なんてこともすごい体験になると思いますが・・・・。

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