スカイルーム担当スタッフのNICCO宗貞です。
先月24日開催しました「閖上小学校グラウンドきれいにしよう活動」での取り組みの1つとして「閖上の記憶」集会所にて、スカイルーム児童やご兄弟家族の皆様とスタッフ50名で向日葵の植え付け作業を行ないました。
閖上の記憶集会所前の花壇とバス通り(県道129号線)沿いの植込み跡地に植え付けた種は「みんなのひまわり」と名付けました。それは、みんなの復興活動において「歩みの象徴」でもあり、また、震災前のように花と緑のバス通りにしようという取り組み。
しかし、津波によって運ばれて堆積した汚泥砂や人工物が多く残る痩せた土壌、更地となった沿岸部で海からの潮風が強くいつも風吹くこの場所は被災地閖上…ここで「みんなのひまわり」が大輪の花を咲かせてくれるのか?正直、心配でした。
あれから一ヶ月…
皆さん画像からおわかりになるでしょうか?緑が伸びているのが!あの日に植えた向日葵の種が芽吹いて葉を広げながらたくましく育っているではないですか!
the生命力!!これには毎日の水やりと観察を続けて見守ってきたスタッフ一同も感激。
私たちの想いが伝わったのか一ヶ月経過の現在、みんなのひまわりは約20cmを越えて成育中。
りんりんが言いました。
「どこに植えたかじゃなくて、誰が植えたかが大切なんだよ!」
誰が教えた訳ではないのに、どうしてこんな小さな黒い種粒から毛細血管のように根を這わせ、地中の栄養と水分を吸収し、それを茎を通じて全身に運び、太陽に向かって葉を広げ、光合成を繰り返し、おおきく大きく成長し、グングン空へと芽を伸ばし、いずれ大輪の花を咲かせる…まさに生命力の不思議と感動。
それは人間とて同じ。
「人間そんなにヤワじゃない」のは本能DNAに刻まれた歴史…Power。
大災害があった被災地において目立って伝えられる悲惨さや苦しみ悲しみなど暗い面だけではなく、実は、そんな環境下においても人には決して奪われることのない本来の生命力が発揮されていることを実感してきましたし、生命の持つ生き生きとした姿や踏ん張る姿もこの一年五ヶ月で目の当たりにしてきました。
これからもここに生きる人たちの生命力が向日葵とともに花開きますよう…
宗貞 研
公益社団法人 日本国際民間協力会NICCO(ニッコー)http://www.kyoto-nicco.org/index.html
隣人がバラバラに住むことを余儀なくされて、不安が募り心が折れそうになる人たちがふえる厳しい現実に心配が募る昨今、
逞しい生命力の向日葵の話は希望を感じます。大輪を咲かせてください。
後顧に憂いを残しつつ、変わらない活動を継続する東ティモール便り~今日読ませてもらいました。
私のひいばあちゃんは
若い頃に 夫を亡くして、ひとりで5人の子供を育てたそうです。
その後 娘を病気で亡くしたり 息子を戦争で亡くしたり…
いろんな苦難に会っても
男勝りな強い女性だったと聞きました。
私は息子を亡くした時
この曾祖母のDNAをもらっているのだから乗り越えられるはずだ!と自分を奮い立たせていました。
今回の震災も 様々な自然災害を乗り越えて来た日本人のDNAを信じて
踏ん張っていかなきゃならないですね。
ひまわりのかわいい生命力の報告に
私も力をもらいました。
宗貞さん
育ててくれてるスタッフの皆さんありがとう!
みんなのひまわり、しっかりと育っていますね。
希望の黄色い大きな花が咲くのを楽しみにしています。
我が家の自宅跡に植えた向日葵は一足先に大輪の花を咲かせました。
グーンと伸びて私より背の高い向日葵です。
息子が生きていればきっと向日葵と同じ位の背丈になっていたはずです。
1日でも長く咲き続けて来年は更に沢山の向日葵が咲く様に種の収穫までキチンと見届けたいです(^-^)
育てる生命(いのち)に、育つ生命(いのち)
これこそ農業の持つ大きな教育力です。