ニッポン縦断

今日は人と会うべく早朝から羽田空港ー新千歳空港ー福岡空港と移動しました。まさにV字飛行。

北海道での滞在は約4時間でしたが、新千歳ー福岡は2時間半も飛んでいるので、韓国にいくくらいの感触です。その機内で見たのが1964年の東京オリンピックの記録映画でした。市川崑さんが総監督を務めたこのドキュメントは、56年たった今見ても斬新かつドラマティックでした。昨日の開会式もすごくよかったですが、56年前の東京オリンピックの開会式の映像を見ると、正直1964年のオリンピックの開会式の方が「圧がある」「心にぐっとくる」ように思えました。

斬新な演出、ハイテク・ドローンの球体…。2021年の開会式も確かにすばらしかったけれど、56年前の開会式の方が心に沁みるのは、自分が歳をとっているからなんでしょうね。

1964年。現代と比べれば何もない時代かも知れないけれど、それでも一生懸命みんなが心を一つにして待ちわびたその日への気持ちが「陽圧」となって映像からガンガン伝わってきて、感動しました。

希有な肉体的能力を持って生まれ、それをアスリートとしてのチカラに高めて4年に一度の世界大会で存分に発揮する。やっぱりオリンピックって人類のために必要なものなんだと思いました。56年前の開会式をこうして機内で見ることができて、本当によかったです。

是非皆さんも機会があったら「東京オリンピック(1964)」を見てみてください。自分もこのアスリートたちと同じ「人類であってよかった」と思えることがオリンピックの役割なんだと気付くことができるように思います。

この記録映画の最後の言葉。

「夜

聖火は太陽へ帰った

人類は4年ごとに夢を見る

この創られた平和を夢で終わらせていいのであろうか」

この1964年の記録映画を越える作品を河瀬直美監督に期待しています。

 

そしてたどり着いた福岡空港。やっぱり長浜ラーメンですよね。そして先日の兵庫に続いてスタバの福岡版「JIMOTO(地元)フラペチーノ」は「八女茶」味でした。思い起こせば20年近く前、初めて呼んでいただいた九州公演は八女の保健所の保健師さんでした。「縁」を感じます。

明日の午前中には羽田空港に戻っています。

午後からは海老名でワクチン接種業務だ~!

桑山紀彦

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