17年続く中学・高等学校

 今日は日本で、いや世界で最長に続く八戸聖ウルスラ学院中学高等学校の公演でした。
 昨年もコロナ禍の中呼んで下さり、17年続く記録は途切れることがありませんでした。校長の里村先生も、
「ステージを始めた時は娘がまだ小学校だったな。その娘ももう20代後半だ。」
 とおっしゃいます。それが17年という月日の流れ。一つの学校でこれほど続くというのも奇跡ですが、でもそれは決して奇跡ではなく里村先生という校長先生の舵取り、冨永先生、福島先生というそれを強く支持し、教育に活かそうとする中堅の先生の支えが原動力になっていると思います。
 今日は中学校1年生〜高校3年生の6学年を2分して65分の公演を2回行いました。こうして密を避けていますが、公演者である桑山がワクチン接種を受けていることも一つの安心材料ではあると言って下さいます。
 演目は「パレスチナ篇〜ガザ映画制作版」と「ミャンマー篇」。そして「命をたどる旅路篇」の3つ。これで65分いってしまいます。モハマッドが今回の空爆の中で撮影した写真を使い、モハマッドの今の気持ちを伝える内容にしました。
 それにしても聖ウルスラ学院のすごいところはその座談会にあります。今日は総勢80名近くが集まる一つの大きなイベントとなっていました。しかも、出てくる質問は途切れることなく延々と90分近く続く熱気を帯びたものになるから「聖ウルスラ恐るべし」です。
 みんなすごく意識化されており、頼もしい中学生、高校生。
 この多感な時代をこういった恵まれた学校の中で過ごせることはとても幸せだと思います。
 学校教育もやればここまで行けるというすばらしい実績を感じます。
 また来年、お目にかかれればと思っております。
 
 今日は火曜日。いつも行っている「たら福商店」は定休日。店主の袴田さんとは電話で話し、「また今度」。その代わりに偶然見つけた八戸市根城3丁目の「盛や食堂」。どうして青森ってこういう完全溶け込めるナイスな定食屋さんがたくさんあるんだろう。
 以前弘前で偶然入った「駅前食堂」も最高だったし…。
 
 本当に八戸は優しい人たちの住む街です。
 
桑山紀彦

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