2年目の日吉ヶ丘高校(京都)

昨日に引き続き、今日は京都の日吉ヶ丘高等学校の公演でした。この高校は2学年のみの行事で昨年から呼んでいただいておりますが、中心となるのは和田先生。今年は2年生の授業からは離れていらっしゃるのですが、しっかり担当してくださいました。

今日は京都府これまでの最大感染者数を更新した日でもあったのですが、感染対策として歌い手と最前列を5メートル以上離す。全員マスク着用。45分で休憩を入れて換気を行うなどの配慮を施すことで安全と判断しての公演でした。

とってもまじめで優しい生徒さんたち。気持ちが温かくなる時間を共に過ごせたと思います。最後は「新コロ君と人類」篇を入れて、今後の向き合い方を一緒に考えるような時間にしました。

まだまだ収まらない第3波ですが、締めるべきところは締め、踏みだすところは歩み出すという姿勢が大切なのだろうと思いました。

今日の音響はアートステージの橋本さん。もう長い付き合いの京都の音響さんですが、今年に入ってようやく初めての公演でした。思わずハグしてしまいました。橋本さんはこの業界の大ベテランですが、「地球のステージ」をいつも応援してくださっています。しかし舞台の仕事ですから、新型コロナ禍でほとんど仕事がなくなったとのこと。僕たちと同じです。それでも、前向きに考えながら長い付き合いの仲間たちを一人も辞めさせることなく、今も踏ん張っていらっしゃいます。

舞台の仕事は確かに不要不急の存在かも知れないけれど、新型コロナに対する一番の予防策は免疫力を高めること。その一番の方策は「感動すること」です。だとしたら舞台の仕事は実は一番新型コロナに対する発症防御の最有力策ではないでしょうか。

そんな気持ちでこれからもできる公演を行い、感動を分かち合えればそれが一番いい「発症予防」なのだと信じていきたいと話し合って、京都をあとにしました。

今日の夕食は大阪万博跡地の「エキスポシティ」にあるららぽーと内の「万博食堂」。僕たちの世代には一番輝いて見えた大阪万博を彷彿とさせる食堂なのです。そこで食べるカツレツはきわめてお肉が薄く、まるで1970年代のよう!

そしてふと見ればほしくて欲しくてたまらかなかった、松下館の「タイムカプセル」の模型。中にはとても小さな本が収められていましたが、覚えていらっしゃいますか?

2025年には再び大阪に万博がやってきます。今日の太陽の塔は真っ赤になっていたけれど、この新型コロナ禍にも向き合って、やれることをやっていきたいと思います。

残念ながら明後日の宮城県の中学校公演は、町内で感染者が出たとのことで中止となりました。学校内では感染者が出ていないのですが、とても残念です。

桑山紀彦

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