帰国と地震

 今も大きめの地震がありました。

 みんな不安。特に被害を受けたみんなは胸のあたりに鉛を抱えたような重さを感じ、何となく息苦しさと軽い吐き気を感じるのです。それが、なんとも辛い。
 カンボジアからの帰国は韓国の仁川を経由すれば直接仙台に帰ることが出来て、まさにあっという間でした。こんなにカンボジアが近くなったなんて。昔はまずバンコクで1泊していたのですが、それで常にバンコクの変化を見てきたという経験につながっていました。でも今はそれがないのである意味では残念です。
 今日も午後から事務局にはリンリンとケンケンがいました。
 駐車場には大きな5トンのレンタカー・トラックが。そう、昨日はあのジオラマ作品の撤収だったのです。明ちゃん、優子ちゃんになんと神戸から福井さんまで来てくれての撤収でした。どこかでこのジオラマ展をやるところはないかな~?
 迫力があり、在りし日の街と、津波のインパクトと、その後の願いが詰まった作品群を見ていただくだけで、言葉ではないものが伝わってくると思います。もちろん30分以上のプロモーションビデオ(フルハイビジョンのBlu-rayです)も上映出来ますので、来客の皆様にも優しい展示となります。
 ただどうやって運ぶかが問題。そこは、話し合いましょう!
 ご用命は「地球のステージ」事務局まで。
 さていよいよ4月になりました。新しい年度が始まりました。
 この年度は「復興」と海外事業の充実を目指します。
桑山紀彦

帰国と地震」への5件のフィードバック

  1. 無我夢中の1年目。
    復興に向けて着実に前に進めなければならない新年度。
    背負うものは多いでしょうが実のある成果を期待しています。

  2. 夜の地震は、昼間より不安になります。だんだん揺れが強くなるのではといつもビクビクしながらすごしています。先日石巻で門脇小学校のドキュメンタリー映画が上映されました。子供たち、職員、地域の人達が3月11日にどう行動したのかを記録したものです。当時門脇小の校長先生をしていた鈴木洋子先生は、平成14年に桃生町で地球のステージを開催した時の事務局をされていました。桑山さんが名取にいらっしゃる事を大変心強く、再会できるのをとても楽しみにしていいらっしゃいました。石巻ツアー次回は、私もなにかお手伝いができればと思っています。

  3. ポッキーさん。
     何卒鈴木洋子先生の連絡先をお教え頂けませんでしょうか。あるいは鈴木先生に「地球のステージ」へ至急連絡頂けないか、と。これからの心のケアについて少々お力をお貸し頂きたく思っております。
     洋子先生の連絡先を教えて頂けるようでしたら、このホームページの「お便りください」のコーナーにメール頂けませんでしょうか。うちの限られたスタッフしか見ませんのでご安心ください。
     桑山紀彦

  4. ジオラマは見ごたえががありました!
    展示する場所が見つかるといいですね。
    津波資料祈念館ができれば常設できますね。
    カナダからの支援が上手く行きますように。

  5. 地球のステージ 桑山紀彦様
     突然のメール失礼します。東京都公立高等学校PTA連合会 災害復興対策委員会の委員長をしている羽生田と申します。元都立高校PTA会長で、現在は都立高校生の被災地ボランティアの引率などをしていますが、今年12月に開催予定の高校リーダー研修会で、防災、減災に関する研修会を計画しており、元門脇小学校校長の鈴木洋子先生に講演をお願いできないかと思っています。連絡先をご存知でしたら、教えて頂けないでしょうか?
     上記e-mailに連絡頂けたらありがたいです。鈴木先生にご予定の確認をしたいと思っています。また、2013/7/26都立高校生と共に門脇小学校を訪れた際、本当に偶然に鈴木洋子先生にお会いし、雨の中、5分くらい高校生にお話し下さいましたことの御礼もしたく思っています。

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