4年目の三原公演

今日は4年目の広島県三原公演でした。

津波の時、うちのクリニックに支援で入って下さった木原先生。三原で小児科クリニックを運営しながらもそこを留守にして看護師のまりさんとりえさんと共に1週間以上滞在して下さいました。そのご縁はずっと続き、2年前の豪雨災害の時には三原市に入らせて頂き、短い時間でしたが支援に参加させて頂きました。

それに先んじて木原先生は自ら運営委員会を立ち上げもう3年も「地球のステージ」を呼んで下さり、今年はその4年目だったのです。

折からの新型コロナ禍の中、どうするか相当話し合われたようですが、ついに今日その開催となったのでした。最初は冬には第二波が来るだろうからその前にやっちゃおうということだったのに、その第二波のまっただ中、皆さんは決行して下さいました。

もちろん1千人入るホールに最大で250人を見積もって密を避け、入場される皆さんの体温測定と個人情報記載、そしてマスク着用と、桑山の前を7メートル開けるなどの感染予防策を講じての開催でしたし、桑山も明ちゃんも事前にPCR検査を行って「陰性」という結果を持っての出演でした。

このポポロというホールは、音響も素晴らしくよくて思いっきり歌えました。そのポポロの共催も取れたし、新しく当選された35歳の新進気鋭市長様のご家族も来演されて、三原は今熱くなっています。そしてふとみると島根県から山藤さんご夫妻が…。広島の協力隊OVの細川さんたちも駆けつけて下さいました。今「地球のステージ」にとってはもっとも中国地方が熱い!

今回はどれくらい入場者数が減るかと気を揉んでいらっしゃった実行委員の皆さんでしたが、200人近い観客の皆さんが訪れ、例年通り、いや例年よりも多い勢いでの開催でした。それはきっと、そろそろ皆さんがこういった音楽系のイベントを求めていらっしゃる時期に来たからではないか、と思います。もういつまでも新型コロナを恐れて閉じこもる時期ではないと人々の意識が動いてきている現れだと強く感じました。

今日ステージ公演では初公開となる「新コロくんと人類」篇と、今朝編曲が上がってきた「明日(あす)へのエール」を最後に歌いましたが、この超ノリのいい曲はウケて、みんなが、

「踊り出した~い」

って言っていました。2月、江津のステージではみんなで踊ろう!

帰りの広島空港は、本当に泣きたくなるほど閑散としていました。これではANAもおみやげやさんもレストランもやっていけない。新型コロナを正しく恐れつつ、行きたいところへ行くという気持ちを復活させたいものです。

桑山紀彦

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