先日、公演を終え物販場にいた時のこと。ひとりのお母さんが駆け寄ってきて、「今まで全く目標の見えなかった息子が、何かが見えたような気がすると言ったんです。えっ?と思って聞いたら、お昼の講演会つまり「地球のステージ」を見てとのことで」とわざわざ会場まで足を運んでくださいました。弥彦での出来事です。その日は2公演。日中は小・中学生向け、夜は一般の方向けでした。
私はわざわざ会場まで来てくださったことにびっくりでしたが、お母さんの喜んでくれている姿が今でも忘れられません。こんな時が一番嬉しい瞬間だったりします。
ひとそれぞれ「道」を決めていくきっかけがあると思うんです。
私にとっての大切な最初のきっかけ、それは「ショーシャンクの空に」という映画でした。当時は損害保険会社で事故処理を担当していた私。大学を卒業してすぐの仕事です。社会に出はじめの私にとっては、示談交渉や損害賠償といったかなり奥の深い「人と金」に絡む仕事はとても辛かったです。話す人見る人全てに頭を下げていた時代。そんな時に偶然見た映画。無実の罪で主人公は19年間も服役し、最後には自由を勝ち取る映画なんですが、最後の最後で私は主人公は自殺した、と思い込んだんです。希望を捨てずに頑張れば現実になるなんて到底思えず、そう予測しました。でも主人公は生きて自分の手で人生を勝ち取っていました。その時思ったんです、会社を辞めて自分らしく毎日を過ごそう、と。
頑張って3年勤め、その後カナダに向かいました。そして日本に戻り、地球のステージと出会いました。帰国はしたものの、自分が何をしたいのか迷っている時期で頭でっかちになっていた時期に、偶然、本当に偶然見た地球のステージ。97年の夏のことです。その出会いが今の私につながっています。今思うと必然だったのかもしれませんね。
なんでもいいんです。ほんの小さなことでも。地球のステージが、何かが変わるちょっとしたきっかけになってくれれば、それほど嬉しいことはないなあ、と思います。それは自分にとっても地球のステージが大切なきっかけになったから、心からそう思うんだと思います。
P.S.
ご心配をおかけしていた私のスーツケース。戻ってきました、無事に、と言いたいところですが、ボロボロになって戻ってきました。見るのも痛々しく、ガムテープが何重にも貼られて・・・。結局、今回のパレスチナが使いおさめでした。まあ、私に何もなかった分、スーツケースが痛いところを引き受けてくれたのかもしれません。中身は無事でしたので、遅くなりましたが、ここでご報告させていただきました。
「地球のステージ」がきっかけで、目標が見え始めた息子さんの感動、わざわざその報告をしに来てくれるほど息子さんの変化が嬉しかったお母さん、それを喜ぶakiさんと、嬉しいが幾重にも重なって、読んでる私も嬉しいです。
私も最近「ショーシャンクの空に」をDVDで見て、感動しました。100%諦めた方がいいと思う環境にいても、希望を持って
諦めないで頑張ったら、夢は叶う!という素敵な映画ですね。
日本でも世界でも、夢なんかみたって、どうせ叶いっこないと諦めがちな現状ですが、夢をみることは素晴らしいと思わせてもらえるのが、地球のステージですね。
私にとっても、地球のステージと出逢ったことが以後の生き方を変えるほどの大きなきっかけになりました。
ちょうど、考える時間が取れた時で、今までの自分を振り返って、残された半生をどうやって使おうか?と考える時でした。
自分にとっての幸せを考えていったら、おのずと答えはみつかりました。大切なターニングポイントに地球のステージと出逢えました。
出逢いはけして偶然ではないですね。
出逢うべくして出逢った地球のステージにいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
私もakiさんのように、自分にとっても地球のステージが大切なきっかけになったから、たくさんの人にそんな出会いをプレゼントしたいと思います。
夏の忙しさも一息ついたので、“勝手に広報活動”頑張ります。
何時も以上に興味深く読ませていただきました。
なるほど、そういうことだったのですか。
こういう話もインパクトがありますよね。
青年が聞いたら、心にくるもの、あるんじゃないかな。
私が「ステージ」に出会ったとき、一番インパクトがあって
心にきたエピソードは
ボランティアなど何も興味のなかった桑山さんが
変わっていった、その部分でした。
そこが入り口になり、他の国の出来事にもガァーっと目が向いていったというか。
そんなきっかけがいっぱい詰まってるんでしょうね、ステージは。
お母様と息子さんの気持ち、分かるなぁ!
「ショーシャンク」のラストシーン、私は大好きです。
どんなだか、覚えてる?akiちゃん。
スーツケース、無事のご帰還おめでとうございます☆
本当にakiちゃんの変わりに、キズついたのだと思いますよ。
弥彦の物販場のお母さん、ホントに目をきらきらさせて、私たちのところへ来て下さいました。お昼のステージは、小、中学生が対象だったので、物販は並べませんでした。夕方の、一般の方用に物販を並べている時でした。
ステージ1のバリューセットを購入してくださったのですが、支払ったお金は、その中学生のお小遣いだったのです。息子から、お財布を預かって来たと言って、グレーのお財布を見せてくれました。中学生にしては大きなお金だったと思いますが、そのお金を、お母さんに託したその中学生の思いは、どんなだったのかな・・・と、自分も、同じような年頃の子を持つので、感じずにはいられませんでした。
もし、このブログを見ていたら、書き込んでくれるとうれしいなぁ・・・!