今日、閖上さいかい市場オープンしました。
「再会」と「再開」をかねてあえてひらがなの市場。現状では12の仮設店舗がオープンしました。向こう5年間。この5年間で本当の開店を目指していく必要があります。
そんなブースが立ち並ぶ一番奥に、今日と明日の2日間、我が「スカイルーム」と「閖上あみーず」がオープンしました。
遺族会会長であみーずのメンバーでもある丹野さんが大きな声で呼び込みをしてくれました。その甲斐あって、たくさんの人がわたしたちのブースに詰めかけて下さいました。
今回はまず閖上あみーずが初めて出店したことに意味があります。
もちろん正式な出店ではなく、この2日間のみではありますが、みんなが張り切ってつくったレインボーたわしをその場で売っていくのですから、これはスリリングです。
もともと大阪は豊中生まれで、閖上に嫁いで数十年の橋浦さん(中央)は、一生懸命関西弁でお礼を伝えます。たくさんのあみーずのメンバーが集い、
「わたしたちの作品がこんなに売れるんだ!」
と意気高揚とされています。
しっかりディスプレイも整ってとても良い感じです。途中で在庫がなくなり急いでステージ事務所まで悠ちゃんが取りに行きました。何せ歩いても行ける距離にオープンしてくれたので、大変助かります。
それでも間に合わず、その場で編み始めるあみーずの皆さん。実際につくっていると編み物に興味のある人が質問されたり、それに答えたりで、とても良い雰囲気になっていました。あみーずの皆さんの大きな自信につながっていったと思います。
そして代表の千葉先生が、
「子どもたちが創ったジオラマも展示していま~す。」
とスカイルームの活動も宣伝して下さいます。そして今日はそこで大人の皆さんにも、
「自分の家をつくり、このジオラマに置きませんか。」
というワークショップを行いました。
それに答えてたくさんの大人の皆さんが創り、塗り、ジオラマの中に置いていかれました。
お歳を召されたご夫婦が、在りし日の自分たちの家をつくり、色を塗ります。
黙々と、家を再現される方。
じっとかみしめるように、丁寧に丁寧に創られる方。失ってしまった家への思いを込めて創られていきます。
こうして、自分が生きてきた土台を確認されて、実際にジオラマの中に置かれたときの笑顔と、安堵されたような表情。りんりんも大きく感動していました。大人だって苦しい、哀しい思いをしてきました。でも大人だからなかなかその思いを外に出せず、ずっとしまってきた人も多いでしょう。けれどこうして自分の家を再現し、街の中に置く作業は、決して苦しいものではなく、自分の中で止まっていた時間を動かし、心の中にせき止めていた堤防の扉を開け、前に向かって進んでいく大切なきっかけになるのです。
大切な時間と空間を得ることができました。
明日、日曜日もたくさんの方が来場されると思います。ぜひ、近隣の方さいかい市場においで下さい。仙台空港アクセス線の「杜せきのした駅」と「美田園駅」のちょうど真ん中。アクセス線下を通る道のわきに目だつ感じで市場が広がっていますので、ぜひ一目訪れて下さい。
さて、日曜日は大阪で「ワンワールド・フェスティバル」ですね。
JICA、JANIC、UNDP主導でおこなっている「なんとかしなきゃプロジェクト」の最終回。いよいよ大阪における「震災特別版」の公演です。
歌手の鈴木重子さんとの共演ですね。
そして何より江里ちゃんの登場。江里ねこの出張販売第1回目です。
今日の江里ちゃん。
明日は、一緒にいろんな事を乗り越えていこうね。
桑山紀彦
閖上さいかい市場オープンおめでとうございます。
ジオラマを見せていただきたくお邪魔いたしました。
寒さ一段落の日、たくさんのお客さんでした。
目指すスカイルームのあるお部屋に、閖上の町と子供達が頑張って作った3月11日の記憶がありました。
子供達が実体験した辛い記憶に、胸が潰れそうな感覚になりました。本当によく作ってくれました。子供達も辛かったでしょうに。
でも辛さを自分の心に抱えているより、重い心をお友達やスタッフのお兄さんお姉さんに受け止めてもらって元気になってくれたらいいなと思いました。
作品には子供達の感想が書いてありました。
悲しかったけど作っていて楽しかった。難しかった。
現実に起きたことをはっきりと書いていた子もいました。
一度心から抱えきれないものを出すことは、必要なことと私は感じて帰ってきました。
スタッフの皆さんお疲れ様です。今日もあまり寒くないとよいですね。
閖上の漢字はゆるで変換し単漢字までいくと出てきます。
やっと私でも使えました。
お店の前の幟旗がいいですね!
あみーずの皆さんの出店が成功して良かったです。
レインボーの鮮やかな色が目立ちますね。
ジオラマ作りに大人の方も参加されて、皆さんのものになっていきますね。
ワークショップにつなげるところはさすが地球のステージだなあ、と感心しました。
江里ちゃんの笑顔が素敵ですね♪心に残る温かいステージになりますように。
ANA機尻もち
本日、仙台空港午前九時五分発、伊丹空港行きの全日空エアバスA320便が仙台空港へ到着の際、尻もちを付いたそうである。
これは、桑山先生と江里ちゃんが乗る飛行機ではなかったのではあるまいか。
乗客166名にはなにも支障なく全員無事であったそうであるが、とんだトラブルに巻き込まれていたのでは。一瞬そんな疑念が浮かんだのであるが・・・・・。
本日の公演、桑山先生、江里ちゃん、何事もなく無事に終了されていればいいのであるが。
飛行機よ、どうか無事に、飛んでくれ。
寒空を見上げ、そう願っている、小心者でひ弱、虚弱体質のボクである。
和歌山 なかお
今朝、市場の事がニュースで流れていました。アミーズとジオラマ出ないかなと思って見ましたが、残念。 いらっしゃった方もジオラマ作りをされて、良いですね。
レインボータワシにえりねこ、沢山の方の元に届くと良いですね。
ご年配の方々も、黙々とお家を再現されているようすと、その作業が意味するところが桑山せんせいの言葉でつつられ、勝手に感激しています。 えりちゃんの笑顔、すてきですね。応援しています。
ジオラマ・レインボウたわし、心のままにつくられた作品には、やはり訴えるものがありますね。
見に来られた方が魅入られて、自らも参加されたと言うことは心のケアの効果があった証です。先が明るくなりました。
大阪公演の江里ちゃん・・・笑顔がさらに明るい笑顔で名取に帰ってきてください。