活動3日目

ガザの家族
「お前はうちの家族だ」「ここはお前のパレスチナの実家だ」
 といってもらえる家族が3つ。ラファにあります。
 一つがルーリー一家。盟友ダルウィーッシュの親友で永い付き合いの家族。映画「ふしぎな石〜ガザの空」では、1つめの石のかけらを渡すのがこの家族のお父さん、マジディです。
 娘のように思ってきたルーリーも今では17歳。昨年9月から大学生となり、英語を学んでいます。封鎖されたガザの中でも一生懸命おしゃれを追いかける、素敵な女の子です。
 二つ目がダルウィーッシュ家。2014年3月18日49歳で早逝した盟友ダルウィーッシュ。彼が残した子どもたち。長女のヘバはダルウィーッシュ亡き後のエルアマル社会復帰協会を支える人材となり、いくつもの海外からの支援を獲得しています。
 長男のジハードは3年前にエジプトで医師となり、今はラファに戻って働いています。そしてマジディの長女ルスル(ルーリーのお姉さん)と結婚して3日前に次女が生まれました。
 次男のムンザもなんと兄と同じアレキサンドリア大学医学部に進み、昨年11月に医師となりこのガザ地区に帰ってきました。今年7月には2年前に婚約したラファの女性と結婚の予定。
 三つ目がアーベッド家ですが、本当に家族ぐるみの付き合いができて幸せであると同時に、この困難なガザにおいて、誇りと希望を失わないで生きている家族たちにいつも敬服しています。
 ガザを去る時はいつも申し訳なくなります。便利で何も不自由なく何でも手に入るような生活を自分だけがしていてもいいのか・・・。そんな自問自答がいつも頭の中を駆け巡ります。

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