普通の幸せ

金曜日はイスラム圏の人々にとっては休日です。ラファに入った翌日、いつも現地でお世話してくれるダルウィッシュ夫妻が昼食会を開いてくれました。お友達の家族と一緒に、ビーチで遅い昼食をとりながら休日のひとときです。
各自食事を準備し海の家を借りてピクニック気分です。パレスチナの人々にとって、「海に行く」ことは唯一の娯楽&バケーションです。どのくらいの人がいるんだろう!!とびっくりするぐらいの人たちが泳いでいます。成人した女性は泳ぐことはしませんが、海辺のビーチパラソルの下でおしゃべり談義です。
ふと思いました。ここにも普通の幸せがあるんだなあ、と。テロだハマスだといろいろ騒ぎ立てられその情報しか伝わらない現実の中、家族が幸せそうにテーブルを囲む姿やビーチではしゃぐ姿を見た時、ここで暮す人々の幸せをみた感じがしました。ダウン症の小さい子が一緒だったのですが、パレスチナの人々は本当に優しく接します。ここでは天使のように扱われるそう。そんな心優しき一面もきちんと伝えたいと思いました。
今回はそんな海の風景を写真でお届けしますね。もちろん、由美ちゃんも満面の笑みです。
青い海も、夕陽が沈んでいく真っ赤な海もとってもきれいでした。


ひとつだけ残念だったこと。それは自由に動き回れないことです。1人で海辺で写真を撮ろうと向かうと、あっという間に何十人もの人に囲まれ大騒ぎです。珍しいんです、外国人が。みんな思い思いに片言英語で話しかけてきます。カメラを構えるものならみんな一斉にジャンプです。一緒に行った家族を撮りたいのに・・・、写ったのは万歳する人だかりのみ。あまりに目立ちすぎるということで、イスラム圏の人が着る「ジラバブ」という服を買いました。その姿は今度ご紹介しますね。

普通の幸せ」への5件のフィードバック

  1. 良かった、とりあえず。落ち着けるときを持てて。
    akiちゃん、頑張ってとしか言えないけれど。
    頑張って。違うところでだけれど、ともに頑張ります。
    人はそれぞれの役目があると思います。与えられた役目。
    そして、それはその人にしか出来ないこと、その人が出来ること。
    だから、大なり小なりはあっても、1人1人がそれぞれに出来ることをすればいいだけなんです。
    みんなそれぞれが違う、それぞれがその人にしかない輝きを持っていると思います。少なくても、私にはそう思えます。
    だから、1人1人がステキに見えてその魅力にひきつけられ、励まされ、じゃあ自分も頑張れるのかなあ、と。
    私何やっているんだろう?何でこんなことしなくちゃいけないんだろう?自分に何が出来るというのだろう?なんて、aki ちゃんも考えるなんて!私なんて年中、たぶん大半の人もそうなんではないでしょうか?
    でも、そう思いながら、元気出して何かしらやって行こうとするのは、そこで止まっていては何も進まないから、少しでも進んでいきたいから、ですよね。
    だから、決して1人じゃない、やっていることは違っても、みんなともにやっているんですよね、分かち合いながらやっているんですよね。私は、自分にそう言い聞かせてやっています。自分に嫌気がさしながら、それでも、人から元気もらいながら。
    手を取り合ってこのまま行きましょう!
    平和、幸せ、あらゆる人のための、そのために、そう、何かしら、1人1人の実践が大切。強く願い、強く思います。
    aki ちゃん、がんばれ~!
    でも、体だけは大切に、気をつけて。
    akiちゃんはすごい事をやっている、心からそう思います。
    だから、私もガンバります。

  2. うわ~、akiちゃん、由美ちゃんたちと海に行ったんですか?
    以前とちがい、検問所をくぐらなくても海に行けるようになったんでしょうか。
    こちらは今、お盆の帰省ラッシュで、混雑しています。
    ちょうど我が家も、夏休みにどこかへ行こうかと考えていました。温泉がいいかな?とか、もう子供たちはディズニーランドには行きたがらないし、よし、今なら東京が空いてるかな・・・とか。そうなんだね、ラファの人たちは、行く事ができるところが、そうは多くないんですね。私の実家からは、海水浴場が近いのですが、子供のころ行ったきり、何年も海水浴は行っていません。いつでも行けると思っているから、休日の選択肢に入っていないのです。贅沢ですよね。今更ながら、「自由に出かけられる」という幸せを私たちは持っているんだと考えさせられました。

  3. 今、3つ分まとめて読みました。
    良かった、無事ラファに到着して。そして海にも行ったのですね^^
    今、日本は深夜2:30
    私は制作しています。
    上手くいかなくて追い詰められると、逃げ出したくなるし
    「何でこんなことやってんだろ・・・」
    と、しばしば思います。
    私が絵を描いたって描かなくなって、誰も何も変わらないし困らない。
    だけど、大変なことがあっても絵を描いている時が一番自分らしい気がするのです。
    自分が自分であるために描いてる?みたいな。
    もちろんそれが人の生活を潤すことができたりしたら最高だけど。
    akiちゃんも、きっとこうしていることが一番akiちゃんらしいのではないかしら?
    落ち込むこともあるけれど、この生活でなくなってしまったら失うものはきっと大きいのよね。
    なんて、えらそうなこと言ってゴメンナサイ。。。
    今回のブログで、私がこんな風に絵を描いたりしていられるのも
    ベースの生活があるからなんだ、と改めて思いました。
    深夜の部屋でグダグダやってることのなんてちっぽけなことか・・・。
    元気をもらいました!ありがとう!!
    akiちゃんも、元気でね^^

  4. やんやんさん、夜中まで製作されてるんですか。ご苦労様です。もうすぐ、東京で個展ですものね。
    22日、東村山のコープ会主催のステージの前に、お邪魔しようと思っています。実は私、個展を見にに行く・・・って初めてなんです。今からワクワクしています。
    みなさ~ん!!やんやんさんの日本画の個展、20日~25日まで、銀座6-13-4銀座S2ビル1Fガレリア・グラフィカbisです。のぞいてあげてくださ~い。そして22日は、6時30分開演の、東村山中央公民館の「ステージ2」で決まり!です。

  5. キャサリンさん、ありがとうございます(><)
    いいのだろうか・・・ここでこんな宣伝をして。。。

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